「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の
定義と評価方法」の公開について
 
 近年、エネルギー資源保護・地球温暖化防止の観点から、再生可能エネルギー活用などにより、建築物のエネルギー消費量をネットでゼロにするZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の早期実現が国際的に期待されてきています。特に日本では、東日本大震災以後、エネルギーセキュリティの観点から、建築・都市のエネルギー自給(自立)の必要性が強く認識され、ZEBに関する注目が高まってきています。
 このような背景のもと経済産業省のZEBの実現と展開に関する研究会では、「ZEBとは建築物における一次エネルギー消費量を、建築物・設備の省エネ性能の向上、エネルギーの面的利用、オンサイトでの再生可能エネルギーの活用等により削減し、年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ又は概ねゼロとなる建築物」と定性的に定義されています。
 しかし、ZEBの具体的・定量的な定義や評価方法が不明確なために、実現のためのデザインメソッドが確立できず、なかなか普及に至らない状況にありました。
 空気調和・衛生工学会では、2012年策定の21世紀ビジョンの中で、2030年までの「ZEB化技術の確立」、2050年までの「関連分野のゼロ・エネルギー化完全移行」への圧倒的な寄与を重要テーマと位置づけ、空気調和設備委員会 ZEB定義検討小委員会(主査:丹羽英治)を発足、ZEBの定義や評価方法について、国内外の動向を踏まえた議論、検討を重ねてきました。
 このたび公開しますのは上記の小委員会の成果のうち「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の定義と評価方法」の部分であり、広く社会に発信し今後のZEB普及の一翼を担うことを目的とするものです。
 
 
定義と評価方法方法の詳細は以下をクリックしてください。 
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の定義と評価方法(PDF版)
 
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