オーガナイズドセッション・ワークショップのご案内

オーガナイズドセッション@
外皮・躯体と設備・機器の総合エネルギーシミュレーションツール「BEST」の開発−ZEB検討に向けての進展−
 
日 時:平成27年9月17日(木)9:00〜15:35
会 場:全学教育推進機構 B棟1階大講義室
概 要 
 EST(Building Energy Simulation Tool)プログラムは開発を始めて10年になるが毎年機能拡張のバージョンアップを行っている。平成25年省エネ基準対応ツールは、省エネ申請のみならず最近はその利用し易さから設計実務一般や研究開発にも用いられるようになってきている。今回のBESTオーガナイズドセッションでは、
・省エネ基準対応ツールの届出実績やユーザーインターフェイスなどのBESTの現状とZEB、BIMとの連携などBESTの今後の方向性
・ZEB検討における省エネ効果の交互作用とその特異な傾向の考察
・自然換気システムの仮想制御と実制御の特性比較検討と自然換気併用ハイブリッド空調の省エネルギー効果・放射空調の計算と熱回収ヒートポンプなどの最新機器特性
・デマンドレスポンスを考慮したコージェネ運用シミュレーション
などについて(その153)から(その168)までの合計16報を4つのセッションに分けて講演する。
 
ワークショップ@
省エネシミュレーションツール評価法作成委員会 成果報告・意見交換
日 時:平成27年9月16日(水)14:00〜16:00
会 場:全学教育推進機構 B棟2階C202講義室(H会場)
概 要
 平成25年4月の非住宅建築物を対象とした省エネルギー基準改正では、従来のCECによる設備効率の評価に代わって「一次エネルギー消費量」による基準が導入された。これにより、建物の省エネルギー性能を精度よく推定するための消費エネルギーシミュレーションツールの新たな開発や改良の必要性が高まることは必至であろう。近年、我が国では、BEST(建築環境・省エネルギー機構)やLCEM(国土交通省)を始めとするツールが提供され始め、実務における利用環境は整いつつある。しかし、現在、これらのツールで得た結果の信頼性をテストする仕組みは国内には無く、ツールユーザにとってその信頼性が客観的に(第三者によって)確認されているかどうかは大きな関心事であるが、結果の妥当性には未知な部分がある。
 ところで、ツールの開発者は、開発過程で入念にツールのバグや計算アルゴリズムの誤りを正しているが、全ての問題を発見することは非常に困難であり、開発者も他のツールと比較ができるような適切な検証手順が提供されることを望むはずである。また、行政機関など、省エネルギー性能を認可・認定する機関や省エネルギーの補助金を与える機関にとっては、あるツールが合理的な検証手順で客観的に検証されていることを期待するはずである。一方、ツールには信頼性があっても、ユーザがツールの利用方法を十分理解せず適正な入力をしなければ誤った結果を得てしまう。従って、標準的な検証手順を活用するなどして、ユーザのトレーニングを徹底することが同時になされなければ信頼性の確保は難しい。
 このような背景から、本委員会は、本学会のガイドライン策定の出発点(原案)にすることを目指して、熱負荷計算を含む空調設備のエネルギーシミュレーションツールの信頼性評価のための標準的なテスト方法を提案するために、第86、87期・加藤信介会長の発案で立ち上げられた。本ワークショップでは、委員会の活動成果を報告すると共に、今後のガイドライン策定を視野にいれて、会員の方々とツール評価方法の今後について意見交換を行いたい。
 
ワークショップA
タイトル 普及段階に向かうコミッショニングを取り巻く国内外の状況と今後の方向性
日 時:平成27年9月17日(木)14:30〜16:30
会 場:全学教育推進機構 B棟2階C202講義室(H会場)
概 要
 2004年に空気調和・衛生工学会がガイドライン「建築設備の性能検証指針」を公表してから11年が経過している。当時は”コミッショニング”という用語が一般的に普及しておらず”性能検証”と和訳をして用いていたが、最近は東京都トップレベル事業所認定に関しても評価項目の一つとしてあげられており、コミッショニングの概念が一般に認識されるようになってきている。コミッショニングの実施例も着実に増えて、引き渡し段階(竣工後1〜2年)のみではなく設計・施工・運用段階における取り組みの重要性が認識されてコミッショニングプロセスに対する補助金の支給も始まっている。
 当学会では常設委員会と配下の小委員会を通じて技術的な試験方法や文書の標準化に関する検討を進めると共に、LEED、BELSやデューデリジェンスなどの環境性能や建物価値に関係する指標におけるコミッショニングプロセスの利用に関する調査を行っている。今回のワークショップを通じて、国内外の実施例や動向と関連する学会活動内容を紹介し、今後の活動方針と展開先についての意見を広く求めていきたい。

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