シンポジウム(東京/オンライン)
Net Zero・エネルギーセキュリティとQOL向上に貢献する空調システムの適正化

 Net Zero 実現に向けたZEB の普及・拡大には,空調分野の圧倒的な貢献が期待されています。また,我が国における省エネルギー推進は,自国のエネルギーセキュリティ確保に資するため,この認識のもと取り組んでいく必要があります。
 一方,日々多くの時間を過ごす職場では,執務者の健康増進ならびに支援付帯機能の向上,柔軟な働き方の実現といった人中心のサービス提供と運用のあり方が問われています。これらを背景に,今後の空調設計では大幅な化石エネルギー消費削減とQOL(生活の質)向上,気候変動対応や再生可能エネルギー発電の主電源化を前提した電力需給調整など,さまざまな観点で適正化を目指していく必要があります。このため,空調設備は計画・設計プロセスから見直しを行うとともに,再生可能エネルギー熱や回収熱の利用,新たな方式や要素技術の投入を目指すほか,実運用に柔軟に対応できる機能や仕組みの構築などが望まれます。
 本シンポジウムでは,今後の空調システムにおける適切な設計条件の考え方の提案,新たな制御方式や効率向上策などに関する事例紹介をもとに,空調システム設計・制御の適正化について情報交換をし,そのあり方や方向性を議論します。多くの実務者ならびに研究者のご参加をお願いします。

主 催

空気調和・衛生工学会 空気調和設備委員会
空気調和システムの設計・制御適正化手法検討小委員会

開催日 令和7年7月28日(月) 13時30分〜17時
会 場 日建設計竹橋オフィス NSホールおよびZoomウェビナーによるオンライン併用
(東京都千代田区一ツ橋1-1-1パレスサイド・ビルディング8F)
会場案内→
https://www.mai-b.co.jp/office/8f/post.html
定 員 会場50名、オンライン100名(共に定員になり次第受付を終了します。)
参加費 正会員 2,000円(税抜1,818円+消費税10%)
一般 3,000円(税抜2,727円+消費税10%)
学生会員 1,000円(税抜909円+消費税10%)
※本催しは賛助会員ご所属企業の方でも当学会の正会員(個人会員)でない場合は一般となりますのでご了承ください。
※お支払いはクレジットカード決済となります。
テキスト 申込者宛に別途パスワード等をご案内致します。
申込方法
会場申込みはこちらから
オンライン(Zoom)申込みはこちらから
(注意事項)
1.ご入金後の返金・キャンセルはできません。ご都合がつかない場合は、代理の方でのご出席が可能です。
2.お申し込み時にお選び頂いた聴講方法(Zoom/会場聴講)の変更はできません。ご了承の上お申し込みください。
 申込締切  令和7年7月24日(木)
プログラム

司会:渡邊 剛(鹿島建設)/太宰龍太(アズビル)

 趣旨説明「今後の空調システムの役割」/林 立也(千葉大学)
1.設計条件設定の適正化
 1) Net Zero指標と室内環境TACによる評価手法の提案/丹羽英治(日建設計総合研究所)
 2) 気象TACと熱負荷および装置容量への影響 /千葉理恵(トーエネック)
2.室内環境制御の適正化
 1)冷暖切替え式空調のVAV 制御の適正化/太宰龍太(前出)
 2)外気・室負荷分離空調による潜熱処理の適正化/尹 奎英(名古屋市立大学)
 3)自己予冷再熱空調システムの運転実績と特性分析/戸室泰洋(三建設備工業),岩田光輝(名古屋大学)
 4)外気処理+PAC 空調システムの期間システム特性/高椋敦士(三菱地所設計)
3 .室内温熱環境分布と個人差のマッチング/林 立也(前出)
〈質疑15 分+ 休憩10 分〉
4.再生可能エネルギー熱利用・熱回収システムの適正化
 1)再生可能エネルギー熱利用デシカント空調システムの方式分類/村松 宏(日建設計)
 2)デシカント空調システムの設計・制御の適正化/鵜飼真貴子(名古屋大学)
 3)排気熱回収システムの適正化/中川優一(日本設計)
5.熱源システムの運用適正化
 1)既存氷蓄熱のDR 改修設計とポテンシャル評価/田中英紀(名古屋大学),金子亮平(関西電力)
 2)省エネルギーとDR を両立する暖房期の蓄熱槽運用/石川和成(森村設計)
 3)DR 制御を考慮した地域熱供給における熱源計画/國友 理(東京ガス),渡邊 剛(前出)
6.ABW の将来/野部達夫(工学院大学)
〈質疑15 分〉
総合討論・まとめ/林 立也(前出)
SHASE-CPD 聴講時間1時間につき1ポイント(休憩時間を除く)
 その他 1.オンライン開催にあたり細心の注意を払っておりますが、当学会側に起因しないネットワーク機器・回線等の故障等により講義の聴講ができないなどの損失があった場合においても、当学会は一切の責任を負いかねます。受講料の返金もいたしかねますのであらかじめご了承願います。また、Zoomの使い方・動作環境についてのご質問にはお答えできかねます。Zoomのアプリケーションをご利用の場合は、開催前に必ず最新版への更新をお願いします。Zoomヘルプセンター(https://support.zoom.us/hc/ja) をご参照ください。
2.本シンポジウムは受講者お1人ずつお申込みが必要です。事前に申込者ごとパソコンやタブレット、通信環境のご準備をお願いいたします。また、複数名での聴講や録音・録画行為は一切を禁止いたします。

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