シンポジウム(東京)
「建築物・設備のカーボンニュートラル化における現状と課題」


 本シンポジウムでは,地球環境委員会傘下の「カーボンニュートラル技術検討小委員会」にて実施された活動成果について報告を行う。世界的な平均気温上昇を産業革命以前と比べて1.5℃に抑えるため、国は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを目指す方針を宣言した。またその途中過程である2030年度には、2013年度比46%削減を目指している。建築物からのCO2排出量は、東日本大震災を契機に本格化した節電努力、建築物省エネ法の設立や新規建築物への省エネ手法の導入などにより、年々減少する傾向にあるが、日本全体の約3割強を占めている。その中で、建築物において空気調和設備のエネルギー消費量の占める割合は高く、2050年のカーボンニュートラルの実現において、空気調和設備等の役割は大きい。
 本小委員会では、2050年における建築物からのCO2排出量ゼロを見据え、国内外のカーボンニュートラル政策の動向、需要側である建物の省エネルギー技術、ZEB化技術、再エネ利用技術、ならびに供給側であるエネルギーインフラ、またその両方に関連する地域エネルギーシステム等のカーボンニュートラル化技術などについて、情報収集や事例調査を実施し、その上で2050年における建築物のカーボンニュートラルの可能性について議論することを目的としている。
 本シンポジウムでは小委員会での活動成果について報告を行うとともに、建築物・設備のカーボンニュートラル化における現状と課題について議論ができればと考えている。是非多くの方のご参加を期待したい。

 

主催 空気調和・衛生工学会 地球環境委員会 カーボンニュートラル技術検討小委員会
開催日 令和6年8月26日(月)13:30〜17:05
会場 Zoomウェビナーによるオンライン
定員 100名
参加費 正会員 2,000円(税抜1,818円+消費税10%)
一般 3,000円(税抜2,727円+消費税10%)
学生会員 1,000円(税抜909円+消費税10%)
※本催しは賛助会員ご所属企業の方でも当学会の正会員(個人会員)でない場合は一般となりますのでご了承ください。
※お支払いはクレジットカード決済及びコンビニ払いとなります。
コンビニ払いの方は一週間以内にお支払い頂かない場合、お申し込みが無効となります。ご注意ください。
テキスト
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こちらからダウンロードしてください。パスワードは申込者宛に別途ご案内致します。
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申込方法
申込みはこちらから
(注意事項)
ご入金後の返金・キャンセルはできません。ご都合がつかない場合は、代理の方でのご出席が可能です。
プログラム 司会:田中 翔大(長崎総合科学大学)

13:30-13:40
1. 委員長挨拶 村上 公哉(地球環境 委員長 / 芝浦工業大学)

13:40-13:55
2. 開催趣旨 原 英嗣(国士舘大学)

13:55-14:15
3. 建築物におけるCN実現の可能性と課題 大橋 巧(摂南大学)

14:15-14:45
4. 供給側技術 各15分
1) 電力供給のカーボンニュートラル化への展望 宮嶋 裕基(東京電力 HD)
2) 都市ガスのカーボンニュートラル化への展望 縄野 圭一(東京ガス)

14:45-15:15
5. まちづくり技術 各15分
1) 持続可能なまちづくりとエネルギー 平石 拓也(日本設計)
2) ディベロッパーの視点 鈴木 富生(三菱地所 PM)

休憩(15分)

15:30-16:15
6. 需要側技術(事例)各15分
1) 事例1:京都市役所分庁舎(地産地消) 豊村 幸毅(日建設計)
2) 事例2:清水建設北陸支店(水素貯蔵技術によるZEB)  天田 靖佳(清水建設)
3) 事例3:大成関西支店グリーンリニューアル 村上 正吾(大成建設)

16:15~16:30
7. 建築設備の Embodied Carbon 佐藤 正章(鹿島建設)

16:30-16:45
8. カーボンニュートラル技術の整理と課題 堀 英祐(近畿大学)

16:45-16:55
9. 質疑応答・討論

16:55-17:05
10. まとめ 吉田 聡(横浜国立大学)


※講師は都合により変更となる場合があります。
SHASE-CPD 聴講時間1時間につき1ポイント(休憩時間を除く)
 その他 1.オンライン開催にあたり細心の注意を払っておりますが、当学会側に起因しないネットワーク機器・回線等の故障等により講義の聴講ができないなどの損失があった場合においても、当学会は一切の責任を負いかねます。受講料の返金もいたしかねますのであらかじめご了承願います。また、Zoomの使い方・動作環境についてのご質問にはお答えできかねます。Zoomのアプリケーションをご利用の場合は、開催前に必ず最新版への更新をお願いします。Zoomヘルプセンター(https://support.zoom.us/hc/ja) をご参照ください。

2.本シンポジウムは受講者お1人ずつお申込みが必要です。事前に申込者ごとパソコンやタブレット、通信環境のご準備をお願いいたします。また、複数名での聴講や録音・録画行為は一切を禁止いたします。

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