〔技術報告〕
第41回空気調和・衛生工学会賞技術賞受賞
物件/建築設備部門
さいたまスーパーアリーナの空気調和・衛生設備
川瀬貴晴・山村真司・市橋 隆・石尾明久
空気調和・衛生工学 77-10(平15-10)pp.883〜889
さいたまスーパーアリーナは,世界に類を見ない“空間可変”によって,多様かつ専門性の高いイベント空間を形成することができる観覧施設である。このような“空間可変”を実現し,快適かつ高機能な環境を実現するために,空間可変を柔軟に支援する空調・衛生,電気,および防災の可動対応設備システムを構築した。また,多様な空間形状・イベント内容に適合した最適かつ合理的な運用システムを構築することで,本施設特有の運用を踏まえたライフサイクルコストの削減が実現可能となった。また,敷地周辺の音・風環境など周辺環境に配慮した計画も併せて行っている。
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〔技術報告〕
第41回空気調和・衛生工学会賞技術賞受賞
物件/建築設備部門
セイコーエプソン(株)豊科事業所第2工場棟
馬渕順三・那須原和良・中村哲也
空気調和・衛生工学 77-10(平15-10)pp.891〜897
セイコーエプソン(株)豊科事業所第2工場棟は,“企業活動と地球環境との調和”を目指す発注者の理念の下に計画された最新鋭のカラー液晶表示体製造工場である。
本建物では,建築設備と生産設備を一体ととらえ,独自のコミッショニング手法およびエネルギー管理手法を用いて計画・設計・施工・運営が行われ,各々性能検証も実施された。その結果,最終目標である“工場すべてを一つのシステム”として考えた環境負荷低減が達成された。
ここでは,“地球環境にやさしい工場”を実現した手法とその効果について報告する。
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〔技術報告〕
第41回空気調和・衛生工学会賞技術賞受賞
物件/建築設備部門
JTBビルの空気調和設備
田ノ畑好幸・古寺典彦・粕谷 敦
空気調和・衛生工学 77-10(平15-10)pp.899〜905
JTBビルの計画は,中小規模オフィスビルの不動産価値の向上と環境保全性を両立することで,汎用性を持たせて広く普及展開することを目指している。
計画内容として,(1)立地条件を生かして快適性と省エネルギー性を両立する建築・設備計画,(2)夜間電力を最大限に有効活用することでライフサイクルコストの低減と,発電端での電力負荷平準化に寄与する全蓄熱空調システムの開発と実施,(3)安全性を高める階段加圧防煙システムの開発,(4)ビル管理の適正化と省人化を目指してBEMSを中心としたビル運用管理計画に取り組んだ。
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〔技術報告〕
第41回空気調和・衛生工学会賞技術賞受賞
物件/建築設備部門
日本科学未来館
大前芳蔵・織間正行・太田 信・井上浩二・竹之下慶信・石黒雅男
空気調和・衛生工学 77-10(平15-10)pp.907〜912
日本科学未来館は,我が国における最先端科学の実践および研究成果発表の場として企画された。本施設の計画のコンセプトとして,(1)“最先端科学技術の発信”を体現する透明性を追求した総ガラス張りの外観を有する建築計画と調和した設備システムを実現すること,(2)地域冷暖房地区における省資源・省コストを実現すること,(3)大空間および研究施設におけるほぼ理想的な設備システムを実現すること,(4)オープン後の省エネルギーおよび環境保全性を高めること,の4点を定めた。使用時間が長く,総ガラス張りかつ大空間を中心とした施設において,エネルギー消費量を一般事務所ビルの1.5倍程度に抑えている。
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〔技術報告〕
第3回空気調和・衛生工学会特別賞“十年賞”
受賞物件
大成建設株式会社九州支店ビルの運転実績と運用管理
高橋淳一・大野 茂・鍋島 潔・諸星周子・久保田慧介
空気調和・衛生工学 77-10(平15-10)pp.913〜921
本業績は,一般に広く採用されている設備機器を用いた10000m2程度の中規模事務所ビルの運転実績と運用管理に関するものである。施設管理システム(CAFM)を有効に活用し,竣工後10年の長期にわたり,詳細なデータ収集を継続的に実施した。得られた知見はただちに実際のビル運転,運用管理に反映し,結果として,建物の機能,性能を極めて良好なレベルに維持した。特に,第32回学会賞技術賞受賞対象となった複合熱源システムと二重ピットにおける低水位温度成層型蓄熱層については,ピーク時だけでなく,中間期も含めた年間での最適運転手法を確立した。
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〔技術報告〕
第3回空気調和・衛生工学会特別賞“十年賞”
受賞物件
芝浦シーバンスS館およびアトリウム
郷 正明・中村 健・矢放幸一・遠山 誠
空気調和・衛生工学 77-10(平15-10)pp.923〜929
芝浦シーバンスS館は本社ビルとして,周辺環境への配慮,良好な執務環境の実現とその維持,安全性の確保,インフラへの負荷軽減などを主眼として計画され,竣工後10年間,使用形態の変更や社会環境の変化にフレキシブルに対応しながら,エネルギー消費量を削減するべく運用してきた。
また,シーバンスの一部を成すアトリウム空間“アモール”は公開空地として開かれ,PMV制御のパラメータを調整しつつ,良好な環境を維持し,全天候型の憩いの場を提供してきた。
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