〔特集〕温浴施設
温浴施設の変遷
小川正晃
空気調和・衛生工学77-8(平15-8)pp.663〜668
現在の温浴施設の原点は江戸時代に発達した銭湯にある。明治になって温泉地の浴場を模した浴場が出現して,現在のような全身を湯に浸す大型の浴槽の形態として定着し,現在に至っている。本報は明治以降の公衆浴場における浴場設備の変遷,循環式浴槽の出現と最近の浴場におけるレジオネラ感染について概説する。
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〔特集〕温浴施設
温浴施設の種類と形態
矢崎英夫
空気調和・衛生工学77-8(平15-8)pp.669〜673
“浴”とは水浴,大気浴,日光浴の自然浴の総体である。なかでも水浴は水の惑星“地球”での生物進化の主役であり,産湯から始まり死水を取ることで終わるライフ(生命,生活,生涯)基盤でもある。治水,利水の時代を経て身体に親しむ“親水”の時代を迎えた現在,体温に合わせての“温の浴施設”の現状をみていく。
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〔特集〕温浴施設
温浴施設の設備計画
泉 祐三
空気調和・衛生工学77-8(平15-8)pp.675〜681
最近,全国各地の温浴施設で入浴者がレジオネラ症に感染し死亡事故に至るケースが多発しており,衛生管理面の対応を含めて施設の安全性確保が重要となっている。ここでは循環式浴槽における安全面とシステム上で留意すべき設備計画上の要点を記述する。
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〔特集〕温浴施設
温浴設備の管理
赤井仁志
空気調和・衛生工学77-8(平15-8)pp.683〜690
最近,浴槽由来のレジオネラ症による死亡事故が相次いでいる。事故を防止するため水質管理とともに,循環ろ過系統,源泉槽や浴槽などの設備管理の重要性が指摘されている。なかでもろ過器,オーバフロー回収槽,塩素濃度,生物膜などの管理は重要である。
安全で衛生的な施設維持をしながら,コスト面や省エネルギーにも配慮しなければならない。法規を踏まえた適切な温浴設備の管理について記述する。
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〔特集〕温浴施設
浴槽水の管理
縣 邦雄
空気調和・衛生工学77-8(平15-8)pp.691〜696
近年,浴槽水を感染源とするレジオネラ症の集団発生がたびたび発生,問題となっている。レジオネラ症の防止には,浴槽水中のレジオネラ属菌数を抑制することが有効である。浴槽水のレジオネラ属菌抑制対策は,ろ過器をはじめとする設備機器や配管のバイオフィルム防止と清掃に加えて,塩素剤による殺菌を行う。塩素剤の使用方法の詳細について,解説を行った。また,紫外線殺菌に対する評価および二酸化塩素,オゾンの各殺菌法を比較した。浴槽水のレジオネラ属菌管理パラメータとしての塩素濃度測定の意義を検討した。
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〔特集〕温浴施設
温浴施設の事例(1)ホテル温浴事例
嶌田成二
空気調和・衛生工学77-8(平15-8)pp.697〜701
この温浴施設には18種類の浴槽がある。2系統は循システムのない温泉供給のみの浴槽で,15系統の浴槽には,ろ過タンク,循環ポンプ,熱交換機,塩素注入装置からなる循環システムが設備されている。このうち12系統はオーバフロー回収システムを採用し,3系統は循環水を浴槽より直接回収している。
ここでは上記の浴槽循環システムついて説明する。 目次に戻る
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〔特集〕温浴施設
温浴施設の事例(2)温泉テーマパーク事例
杉本智宣
空気調和・衛生工学77-8(平15-8)pp.703〜708
本稿では,温浴施設のろ過循環システムについて紹介する。
ろ過循環システムについては,二種類に分けて紹介するが一つは地下よりくみ上げた天然温泉であり,もう一つは上水を使った白湯である。またレジオネラ属菌の対応策も記述する。
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〔特集〕温浴施設
温浴施設の事例(3)スーパー銭湯事例
村松憲治
空気調和・衛生工学77-8(平15-8)pp.709〜712
従来の銭湯の役割にいやし(癒し)やレジャーの要素を加えたスーパー銭湯と呼ばれる温浴施設が増えている。
本稿では,スーパー銭湯における特徴的な施設について概要を解説し,併せてライフサイクルコストの削減と施設管理について記述する。
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〔資料〕
省エネルギー法の改正
本橋孝久
空気調和・衛生工学77-8(平15-8)pp.713〜718
改正省エネルギー法が平成15年4月から施行された。主な改正点は以下のとおりである。
第一種エネルギー管理指定工場の対象業種の限定が撤廃され,オフィスビル,百貨店,ホテルなども対象となり,中長期計画の作成が義務づけられた。第二種エネルギー管理指定工場についても,定期報告書の提出が義務づけられた。2000m2以上の建築物(住宅以外)の省エネルギー措置の届出が義務づけられた。併せて,5000m2以下の建築物を対象として仕様基準(ポイント法)が導入された。
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〔海外文献紹介〕
受入れ可能なIAQのためのデマンドコントロール換気戦略
福山博之 訳
空気調和・衛生工学77-8(平15-8)pp.727〜730
ASHRAE規格62-1989の外気換気量を満たすための,事務所ビルに対する事例研究の紹介である。空調システムは,外調機と各階の内部ゾーンとペリメータゾーンの両VAV空調機(冷却だけ)とベースボートコンベクタユニットから構成されている。デマンドコントロール換気戦略は,CO2センサとDDC装置を用いて室内のCO2濃度の制御を時々刻々に行うものである。本稿では,米国の5大都市に対する,(1)定外気量,(2)CO2濃度800ppm,(3)同920ppmに制御したときの省エネルギーの比較がなされている。
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〔海外文献紹介〕
VAVバイパスろ過系による揮発性有機化合物と微粒子の制御
福山博之 訳
空気調和・衛生工学77-8(平15-8)pp.731〜735
室内の揮発性有機化合物の濃度を直接測定し,それで特にVAV方式に,ASHRAE規格62-1989に墨守した受入れ可能なIAQ,快感,およびコスト効果を与えるために給気量を調節するIAQセンサを備えた,特許のデマンドコントロール換気方式が紹介されている。これは,空調機出口の風量は一定で,この先に最大四つまでのVAVゾーン系が持てて,各ゾーンサーモ制御し,このVAVの給気量の減少分が,空調機出口の主系からVAVバイパスろ過系を通って空調機の入口に戻される。空調機とバイパス系のフィルタの組合せ方でIAQが図られる。レトロフィット・新設ビル両者に応用でき,若干の例が示されている。
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