〔特集〕日本におけるコミッショニングの動向と展望
中原 信生
空気調和・衛生工学 77-7(平15-7) pp.531〜542
日本におけるビル(空調)コミッショニング(性能検証)の指針策定活動の立ち上げより、2003年3月に学会指針案が完成してシンポジウムを開催するにいたった間の当学会の委員会活動と指針案の主旨などについて説明し、また国際的な委員会活動や、欧米におけるガイドラインの策定状況、コミッショニングの研究・政策・普及状況について述べ、コミッショニングの意義、資格と組織化、類似過程との区別、評価のあり方などについてその動向と展望とを記述した。
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〔特集〕米国のコミッショニング動向
茂手木 直也
空気調和・衛生工学 77-7(平15-7) pp.543〜547
米国は、コミッショニングについて日本よりも長い歴史持ち、政策面・技術面においてこれまで多くの努力がなされてきた。この報告では、米国におけるコミッショニングの背景、政府の取組み、および近年の研究開発動向をLBNLの研究事例を交えて紹介する。また、関連する取組みとしてパフォーマンス契約について紹介し、その類似性と相違点を検討する。
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| 〔特集〕設計者からみたコミッショニング
松縄 堅
空気調和・衛生工学 77-7(平15-7) pp.549〜553
性能検証とは、一体何なのだろうか、性能検証にはどんな効用があるのだろうか、性能検証は面倒くさくないのだろうか、というのが一般の技術者の偽らざる感想と想像する。ここに、性能検証に関するイロハ…を周知し、関係者の理解・共感を得ることが必要と痛感する。結論的には、性能検証は大きな効用を持つと期待できる。しかし、大きなパラダイムシフトでもあり、混乱が生じることも想像される。
筆者は設計者としての経験と、性能検証に関する某研究会での性能検証責任者(CA:Commissioning Authority)としての経験を有する。これらの経験を踏まえて、性能検証を定着させるには現状で何が必要かなどについて私見を述べる。読者諸氏の参考にしていただければ幸いである。
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〔特集〕施工者からみたコミッショニング
泉山 浩郎・川島 実
空気調和・衛生工学 77-7(平15-7) pp.555〜561
“Commissioning(以降Cxと記す)”という専門用語は、ASHRAE(米国暖房冷凍空調技術者協会)が1989年に作成したガイドラインのなかで建築分野では初めて用いられた。日本では、施工・引渡し段階での詳細な試験・検査の印象が強いが、Cxについての共通認識がないため、施工部門では混乱が起きている。(社)建築業協会(以降BCSと記す)では、この事態を解消するために、米国実態調査を含む活動を昨年より開始した。その結果を踏まえ、Cxの目的・定義、発注者ニーズの把握の重要性、日米間のCx比較、既存概念との類似性、Cxに関する意識調査などを論じ、“日本でコミッショニングが定着するために何が必要か”を、総合建設業の設備エンジニアの視点でまとめる。
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〔特集〕コミッショニングツールの動向
上谷 勝洋
空気調和・衛生工学 77-7(平15-7) pp.563〜568
コミッショニングを的確にかつ効率的に実施するためには、コミッショニング作業の支援ツール、あるいは自動化ツールが有用であることは容易に想像できる。コミッショニングの各段階において利用されるツールは、簡単なチェックシートから高度な計算手法を用いたシミュレーションプログラムまで、多種多様である。本報では、Annex40の研究活動におけるコミッショニングツールの話題を中心に、現状とその動向、今後求められるコミッショニングツールを整理した。
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〔特集〕日本におけるコミッショニングの事例(その1)
自社研究施設におけるイニシャルコミッショニングについて
伊藤 嘉奈子・廣岡 正
空気調和・衛生工学 77-7(平15-7) pp.569〜574
第三者が行うイニシャルコミッショニング(以降Cxと記す)としては、国内初の試行となった(株)山武環境技術センター(以降YBSビルと記す)の事例について、その試行の概要、検証内容の事例、得られた効果などについて紹介する。
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〔特集〕日本におけるコミッショニングの事例(その2)
自社事務所建物における省エネルギー改修の実践とコミッショニング
平岡 正充
空気調和・衛生工学 77-7(平15-7) pp.575〜580
築34年を経過した自社ビル(Nビル)を対象として、省エネルギーに配慮した改修を実施した。導入した普及版BEMを用いた運用段階での活用事例と改修前後のエネルギー消費年間実績による省エネルギー効果について紹介する。
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〔特集〕日本におけるコミッショニングの事例(その3)
テナントビルにおける空調熱源増強工事に伴う
コミッショニングの実施について
島津 路郎
空気調和・衛生工学 77-7(平15-7) pp.581〜587
コミッショニングの実施例としてTビルの事例について述べる。
既築ビルの蓄熱式空調システム増強工事計画に伴うコミッショニングであり、コミッショニングは施工前の企画段階に始まり,設計・施工・受渡しの段階を経て、運用開始後、2シーズンに渡って行った。
ここでは、コミッショニング体制及び実施計画概要を示すとともに、各段階における実施内容について紹介する。
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〔特集〕建築設備の性能検証(コミッショニング)シンポジウム
パネルディスカッションの紹介
吉田 治典・市橋 迪訓・小野島 一・中原 信生・松縄 堅・湯澤 秀樹・吉田 新一
空気調和・衛生工学 77-7(平15-7) pp.589〜604
シンポジウム概要
| 日時: |
平成15年3月4日(火)10:30〜17:30 |
| 会場: |
電力館 |
| 司会: |
東京電力(株) 柳原隆司(コミッショニング委員会性能検証指針小委員会主査) |
| 10:30〜12:00 |
コミッショニングの概要と基本指針(案):中原信生 |
| 13:00〜13:50 |
企画・設計実施要網(案):湯澤秀樹 |
| 13:50〜14:40 |
施工・運用実施要網(案):小野島 一 |
| 14:40〜15:30 |
コミッショニングツール:吉田治典、丹羽英治〔(株)日建設計、コミッショニング委員会コミッショニングツール開発小委員会主査〕 |
| 15:40〜17:30 |
パネルディスカッションおよび討論 |
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