〔技術報告〕第40回空気調和・衛生工学会賞技術賞受賞物件/建築設備部門
東京サンケイビルの環境・設備計画と実施
高井啓明・杉 鉄也・郡 公子・林 誠・佐藤 隆・中村 慎

空気調和・衛生工学 76-11(平14-11) pp.1041〜1054

 東京サンケイビルは、都心において既存3棟を段階的に 高層タワーと地下広場および公開空地に建て替えた再開発 計画である。私たちは、次の四つの課題を設定し、その実 施を行った。
 @周辺地域や都市環境の再構築、A"100年成長するビ ル"としての高い安全性と機能の確保による資産価値の向 上、B全面ガラスカーテンウォールのガラス高層建築にお ける快適性確保の具現化、および事前研究、実験・実測に よる効果の確認 C省エネルギー、環境負荷軽減の計画実 施、およびエネルギー消費量の実態把握など。

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〔技術報告〕第40回空気調和・衛生工学会賞技術賞受賞物件/建築設備部門
NEC玉川ルネッサンスシティ(T)の空気調和・衛生設備
小林 誠・川瀬貴晴・橋本忠彦・吉田直裕・磯崎日出雄・大石晶彦

空気調和・衛生工学 76-11(平14-11)pp.1055〜1065

 NECの"頭脳センター"として位置づけられた当プロ ジェクトは、快適性に加え耐震性・安全性・IT対応など 最適なオフィス環境を整備するとともに、従来の省エネル ギー対策に加え、地球温暖化防止対策として、施工段階も 含めたCO2排出量削減、廃棄物削減、水資源の有効利 用、リサイクル対応、長寿命化など、環境負荷を削減する "環境コンセプト"を構築し、建物の設計・施工・運用・解 体・再生までの建物のライフサイクルを通した"地球環境 と共生するエコロジービル"の実現を目指した。

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〔技術報告〕第40回空気調和・衛生工学会賞技術賞受賞物件/建築設備部門
東京電力豊島支社(旧称 大塚支社)における空気調和設備リニューアル
高草 智・山川 智・古田康衛・射場本忠彦・合田和泰・吉岡哲也・鈴木雅久

空気調和・衛生工学 76-11(平14-11) pp.1067〜1078

 東京電力豊島支社(旧称 大塚支社)は、1979年に省エネ ルギーモデルビルとして建設された中規模事務所ビルであ る。竣工後約20年を経るなかでの機器の劣化や冷房負荷 増に対処し、省エネルギービルとしてよみがえらせるた め、@水蓄熱の氷蓄熱化による蓄熱容量の増加、A低温冷 風空調による冷房能力増強とダクトの再利用、B中央式か ら各階空調機方式への変更による制御性向上、C水冷チ ラーの簡易排熱利用暖房、などを採用してリニューアルを 行い、一般ピルと比較し29%の省エネルギーを達成し た。

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〔技術報告〕第40回空気調和・衛生工学会賞技術賞受賞物件/技術開発部門
化学物質過敏症の診断・治療施設の開発
菅家誠司・三上秀人・石川 哲・土本寛二

空気調和・衛生工学 76-11(平14‐11) pp.1079〜1087

 化学物質過敏症とは、化学物質に暴露されることによっ て起こる健康障害である。本開発は、化学物質過敏症の診 断・治療施設の実現を目的として、化学物質除去用の活性 炭や建築部材のアウトガス対策、くん蒸装置などの要素技 術の開発を行い、モデルルームを建設して検証を行った。 その検証結果を基に、北里研究所病院内に日本初の治療施 設である臨床環境医学センターを建設した。施設の清浄度 は目標値を満足する結果であった。

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〔技術報告〕第40回空気調和・衛生工学会賞技術賞受賞物件/技術開発部門
コミッショニングツールとしてのBEMSと汎用的な性能検証手法の開発
平岡雅哉・枡川依士夫・泉山浩郎・菰田英晴・野間 節・御所園健士・相楽典泰

空気調和・衛生工学 76-11(平14-11) pp.1089〜1099

 地球環境問題を背景に、建築設備分野では、エネルギー の効率的利用による環境負荷削減が大きな課題となってい る。オイルショック以降、先進的な建物では、優れた省エ ネルギー設備を建物に採用することに積極的であったが、 これらの複雑なシステムが十分に機能するためには、試運 転調整や季節ごとの最適化、経年変化への対応など、ライ フサイクルでの性能検証が重要である。本技術開発は、今 後重要性を増す性能検証を前提にしながらも、経済性を考 慮し、かつ、一般設計者が扱えるツールとして、実用性・ 汎用性の高いBEMSを構築する点に主眼を置いた。

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〔技術報告〕第2回空気調和・衛生工学会特別賞"十年賞"受賞物件
クリスタルタワー
田上 真・長谷川 啓・田ノ畑好幸・古寺典彦・関本 勇

空気調和・衛生工学 76-11(平14-11) pp.1101〜1108

 クリスタルタワーは、水と緑に恵まれた大阪城公園の北 側に位置し、1990年8月に竣工した。地球環境保全と快 適環境を高い経済性で両立させることを方針とし、全館氷 蓄熱システム・冷媒自然循環式空調システム・各種省エネ ルギー設備を導入した。
 ビル設備の適切な維持管理により、建物が健全に運転さ れていることを実績データより確認した。熱源では高い電 力夜間移行率(冷房用73%)の維持、二次側空調では搬送 動力の低減、中水道設備では23915m3/年の節水をそれぞ れ実現した。また、空調の改善を行った。

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