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新しい消火設備(5)
消防防災システム評価


笹原邦夫  (財)旧本消防設備安全センター
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キーワード:消火設備(Fire Extinguishing System)



1.消防防災システムのインテリジェント化推進

 1960年代後半以降の我が国の高度経済成長期を通じ、 人口と産業が都市部に集中するようになり、東京をはじめ とする大都市の中心部では高層ビルが建ち並び、世界でも 例をみないような高密度の社会が形成されるようになっ た。これに伴い、建築物は大規模化、高層化、深層化し、 その用途、使用形態も複雑多様化してきた。
 このような現状において、防火対象物にかかわる防火安 全性を向上させるには、単に消防法令による規制のみでな く、最新の技術を活用し、ハードおよびソフトの面から防 火対象物全体として、一体的に機能する消防防災システム の構築が求められるようになってきた。
 総務省消防庁(当時は自治省消防庁)では、昭和61年12 月"消防防災システムのインテリジェント化推進要綱"を制 定し、防火対象物における消防防災システムのインテリ ジェント化を推進することとなった。
 これを受けて、(財)日本消防設備安全センター(以下"安 全センター"という)では、昭和62年2月に"消防防災シス テム評価規程"を定め、"消防防災システム評価委員会"を 設置して消防防災システムの評価を始めた。
 その後、約10年が経過し、防火対象物の大規模化、高 層化、深層化、用途・使用形態などの複雑多様化がますま す進展する状態になり、当該防火対象物の実状に即した総 合的な消防防災システムを構築する必要性が生じた。
 その方策として、総合操作盤を中心とする総合消防防災 システムを構築することが、設備設置後における管理運営 と防火管理を行ううえで合理的であることから、具体的な 手段として、消防庁では平成9年9月"総合消防防災シス テムガイドライン"を制定し、これに基づいた消防防災シ ステムの評価を推進することとなった。