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新しい消火設備(4)
火災検知設備


関口浩幸・小林一喜  能美防災
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キーワード:赤外線3波長式炎検知器(3-Wave Type Infrared Flame Detector)、光ファイバ型温度感知器(Fi ber 0ptic Temperature Detector)、超高感度煙検知システム(Very Early Smoke Detection System)



はじめに

 "火災は進化する"とは、防災に携わる者が肝に命じてい る言葉である。
 火災は、その発生する場所を選ばない。さらに、近年の 著しい技術革新や社会構造の変化により、火災の様相も多 様化、複雑化が進み、我々が予測し得ない危険性が潜在し ている。
 このような火災の発生を予防し、万一火災が発生しても 被害を最小限にするためにも、火災をより早く検知し、早 い段階で消火・制御する必要があり、このためにも火災検 知設備や消火設備も"進化"する必要がある。
 このような背景のなか、前号までに、消火設備に関する 最近の動向や各種消火設備の紹介を行った。本号では、火 災検知設備の種類について説明するとともに、多様化、複 雑化する火災性状に対応すべく開発された"赤外線3波長 式炎検知器"、"光ファイバ型温度感知器"、"超高感度煙検 知システム"について紹介する。

1.火災検知設備の種類

 火災検知設備は大きく分類して、火災を検出する検知設 備と、検知器からの信号を受け、警報を発する受信設備か ら構成される。本稿では、特に検知設備について触れる。
 現状、自動火災報知設備の感知器として規定されている ものには、表-1に挙げる種類がある。検出対象から分類 すると、大きく熱感知器、煙感知器、炎感知器とに分類さ れる。また、複数の検出原理を組み合わせた複合式感知器 がある。
 それぞれ、用途により、また、感知器の特長を生かすよ うに設置基準が規定されている。また感知器の機能も、イ ンテリジェント化により複雑な情報を高度に処理すること が可能になってきており、非火災報を減らし、火災をより 確実に検出できるようになってきている。
 このような状況のなか、近年の建築技術の革新による建 築物の大規模化(大空間化)により、より広い範囲を監視す る検知設備が要求されてきている。また、情報化社会へ対 応するために、一般室内より換気回数の多いコンピュータ 室、通信機械室などの情報関連施設が急増しており、空調 気流で拡散・希釈された煙を早期に検出する検知設備が要 求されている。これらのニーズを背景に、開発された最新 の火災検知設備として、"赤外線3波長式炎検知器"、"光 ファイバ型温度感知器"、"超高感度煙検知システム"があ る。以下に、各々その概要を紹介する。


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