〔解説〕特集/建築防災計画
建築防災計画のあり方を考える
長谷見雄ニ

空気調和・衛生工学 75‐75‐5(平13‐5)pp.369〜372

高齢化など、安全を巡る条件が悪化するなかで、建築防災計画に関する将来的な課題として、 防災性能の客観的評価・表示のための火災性状予測手法の確立、法令に含まれていないタイプの安全、 バリアフリー建築に関する防災対策手法の確立の必要性と、それに対する学会など、 非政府機関の貢献の必要性を論じた。

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〔解説〕特集/建築防災計画
建築基準法令における防災関連規定の性能規定化
山海敏弘

空気調和・衛生工学 75‐5(平13‐5)pp.373〜379

建築基準法令においては、建築物の構造、防火、設備を規制対象として、 詳細な技術基準を定めて規制を行ってきたが、平成10年の建築基準法改正、 平成12年6月以降の建築基準法施行令および告示の改正においては、 いわゆる性能規定化を主眼とした改正が行われ、これに伴い、審査体制に関しても 大幅な改正が行われた。
本稿においては、建築基準法令における防災規定の性能規定化(建築設備に関連する部分)を 中心として、その内容について概説するとともに、今後の課題および展望について述べる。

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〔解説〕特集/建築防災計画
建築物の性能的火災安全設計あれこれ
田中哮義

空気調和・衛生工学 75‐5(平13‐5)pp.381〜385

建築物の性能的火災安全設計手法は防火総プロによって導入され、 38条認定の制度を通じて発展してきた。防火総プロが火災性状予測法を普及させ、 また火災安全性評価の透明度を高めたことが、この発展に大きく寄与したと考えられる。 性能的火災安全設計の対象となった建物用途や火災安全対策は多岐にわたる。 性能設計を運用するうえで大きな役割を果たしたのは、設計事務所、 大手総合建設会社および防災コンサルタントであった。

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〔解説〕特集/建築防災計画
特殊な構造の排煙設備(押出し排煙)の考え方
山名俊男

空気調和・衛生工学 75‐5(平13‐5)pp.387〜392

平成12年6月の建築基準法改正により、新たな排煙方式として、空気を機械力で給気することにより、 外気に面した排煙口から間接的に煙を押し出す方式が追加された。 煙からの被害を防止することを防煙といい、煙制御とはこの防煙を達成するための手法であり、 煙の流出を制限する区画化と、区画の部分から煙を排除する方法とで構成されている。 ここでは、区画化の方法と煙を排除するための排煙方式の考え方について述べ、 さらに、新たに追加された給気による排煙設備である押出し排煙についての解説を行い、 必要な給気量と排煙口の開放面積を算印するための計算例を示した。

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〔解説〕特集/建築防災計画
改正建築基準に基づく避難計画の可能性と課題
矢代嘉郎

空気調和・衛生工学 75‐5(平13‐5)pp.393〜398

建築基準法改正により避難計画は、避難安全検証法を適用することによって、 従来と大きく異なってくる可能性がある。排煙設備の合理化などは、確実に起こるであろう。 しかし、建築物の持つべき最低限の性能とはいえ、現実の防災計画では小居室の対策や、 消防用設備や対策の信頼性などの問題を内在している。 これは、性能規定化によって設計者と建築主に対して、防災計画のポリシーが求められる ことにつながる。安全性の計画にあたっては、リスク分析の考え方を適用し、 防災計画、避難計画を行うことが今後の課題となろう。

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〔解説〕特集/建築防災計画
消火の技術基準の考え方
鈴木弘昭

空気調和・衛生工学 75‐5(平13‐5)pp.399〜408

水系、ガス系消火設備ともにA火災に対して効果的消火設備であるが、 ガス系消火設備はいずれも、消火効果および人命安全の立場から、 人が存在しない閉鎖空間に用いられる。化学消火剤および泡消火剤は、 B火災の火災を減少させるのに効果的である。ウォータミストは、 オイル配管の破裂時に12l/minのオイルが噴射し、6MWの火災を放出したことを想定した 火災にも効果的な消火剤としての役割を果たす。消火剤、消火設備は多種あるが、 消火に対する効果と地球環境の保全のために、適材適所の消火設備を念頭に 設置される必要がある。

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〔報文〕
第5回国際交流視察団
"第26回CIB-W62国際シンポジウム"報告
小瀬博之

空気調和・衛生工学 75‐5(平13‐4)pp.409〜414

給排水衛生設備に関する唯一の国際会議である第26回CIB-W62国際シンポジウム (ブラジル・リオデジャネイロ)への参加と、技術視察のための第5回国際交流視察団に 学会派遣として参加したので、その概要を報告する。シンポジウムは16箇国から140名が参加し、 技術視察は、イグアスにある世界最大規模のイタイプ発電所であった。

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