〔解説〕
特集/21世紀のライフスタイルと設備技術の展望
21世紀の環境・エネルギーとライフスタイルのありかた
中原信生

空気調和・衛生工学 75-1(平13-1) pp.1〜9

大日本印刷C&lビルは、企業の中枢機能を担う自社オフィスビルである。高度のオフィス機能を備えると同時に、省エネルギー、環境負荷削減を実現するため、自然エネルギー利用、エネルギー管理機能の向上、環境性能評価の実施などに積極的に取り組んだ。具体的手法として、基本計画段階からの建築と設備の一体化、躯体蓄熱利用のナイトパージ・自然換気、エネルギー管理・組織的な運用改善などによる環境負荷の削減、環境性能評価手法の導入により、総合的に環境に配慮した建築物としての検証などを行っている。

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〔解説〕
特集/21世紀のライフスタイルと設備技術の展望
21世紀の空気設備技術の展望
松縄 堅

空気調和・衛生工学 75-1(平13-1) pp.27〜33

20世紀の空調技術は、快適性や生産性の向上に大きな貢献をなした。一方で、資源の枯渇や環境問題をじゃっ(惹)起した。21世紀の空調技術には、エネルギー消費や環境負荷の発生が少ないうちに、快適かつ生産性の高い環境の達成が求められる。大幅な効率アップの可能な空調機器やシステムに対するブレイクスルーが求められる。ライフサイクルの視点からの新たな空調技術の展開も重要と考えられる。空調技術にかかわる諸課題を原点に立ち帰って検討する必要に迫られている。本稿では、20世紀の空調技術を振り返りながら、21世紀への課題を抽出し、あるべき方向性を模索する。

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〔解説〕
特集/21世紀のライフスタイルと設備技術の展望
21世紀の給排水衛生設備技術の展望
鎌田元康・大塚雅之

空気調和・衛生工学 75-1(平13-1) pp.35〜41

給排水衛生設備は、その原型と考えられるものが紀元前の遺跡からも多数発掘されるように、極めて古くから存在した設備であり、また、生命維持および衛生的環境の確保に必要不可欠な設備である。20世紀における日本での給排水衛生設備の発展を振り返るとともに、残された問題を整理したうえで、"省エネルギー"、"地球環境問題"、"快適性・衛生性の確保"、"規制緩和"、"民間活力の導入"、"施工性"、"維持管理"、"情報化"、"技術教育"などのキーワードの下に、極めて予測は難しいものの、21世紀の給排水衛生設備技術のあるべき姿を展望する。

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〔解説〕
特集/21世紀のライフスタイルと設備技術の展望
21世紀の建築設備における制御技術の展望
神村一幸

空気調和・衛生工学 75-1(平13-1) pp.43〜47

本論文は、空調システムおよび空調エネルギーシステムの制御を対象に実施した、空調熱負荷予測、空調空間のモデリング、空調制御系の設計、PID制御のロバスト化、恒温値湿室の省エネルギー制御、およびエネルギーシステムの最適運用計画・最適制御について筆者らの研究グループの成果に基づいて、空調設備の制御技術の動向とこれらの制御技術の展望について述べる。

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〔解説〕
特集/21世紀のライフスタイルと設備技術の展望
21世紀の建築設備における運用・管理技術の展望
久住呂昭彦

空気調和・衛生工学 75-1(平13-1) pp.49〜52

建築設備の運用・管理は、企業などのファシリティおよび環境を最適に管理する運営維持の領域として、ファシリブィマネジメントのなかでも重要な役割を持っている。また、建築設備の運用・管理は、酸性雨、オゾン層破壊、地球温暖化などの地球環境問題に対して、省エネルギー、代替フロン転換、ニ酸化炭素排出抑制などを通して、その解決に貢献できる領域である。本稿では、21世紀に引き継がれる課題に対処するための、ライフサイクルマネジメントの展開、情報技術の利用など、21世紀に進化する建築設備の運用・管理技術を展望する。

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〔解説〕
特集/21世紀のライフスタイルと設備技術の展望
21世紀の建築設備におけるリサイクル技術の展望
橋本 健

空気調和・衛生工学 75-1(平13-1) pp.53〜58

人類が豊かな生活を続けるためには、循環型社会の構築が必要である。 本稿では、はじめに、リサイクルの重要性と建築設備機材のりサイクルの現状について述べた。リサイクルの基本は、分別である。分別を容易にかつ確実に行えるようにするためには、建築設備の設計・施工のときに、将来の機材撤去時の解体・分別を考えておくこと が必要である。設備機器メーカーにおいても、設計段階からりサイクルを考えて製造することが望ましい。 リサイクル材の利用や新たな施工法の開発も期待される。

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〔技術報告〕
空調設備における各種脱臭方式と性能比較試験
村上栄造・河野仁志

空気調和・衛生工学 75-1(平13-1) pp.59〜66

居住空間における既存脱臭技術を総合的に比較評価するために、室内で臭気が発生している状態を模擬できる試験装置を製作した。臭気は硫化水素ガス、またはアンモニアガスとし、機器測定法と喚覚測定法を用いた計測による既存脱臭方式の性能比較試験を行った。その結果、吸着剤の脱臭効果は大きいが、消臭剤噴霧やオゾン注入方式では、対象となる臭気の除去性能とは別に、それ自体の持つにおいによる臭気指数の上昇を考慮する必要があることがわかった。このように、居住空間では脱臭性能評価に喚覚測定法を併せて行ったほうがよいことが確認された。

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〔海外文献紹介〕
空気混合装置の評価
橋本幸博訳

空気調和・衛生工学 75-1(平13-1) pp.73〜76

空調機のさまざまな配置により温度分布が存在する。二つの異なる性質の気流が同一のダクトやプレナムチャンバに流入するとき、温度分布の可能性が起こる。この分布は、温度分布、湿度分布あるいはほかのあらゆる特性の分布でありうる。多分、この分布の最も一般的な例は、外気と還気が結合して給気を形成するエアハンドリングユニットの内部でみられる。

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