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〔解説〕 特集●ビルディングオートメーションのオープン化の現状 ビルディングオートメーションの変遷 桑田 洋 空気調和・衛生工学 74‐10(平12-10) pp.869〜872 ビルディングオートメーションシステムが1950年代後半に生まれてから、はや40年以上の歳月が流れているが、その変遷の歴史は、世の中の技術進歩と社会環境変化の歴史でもある。現在、キーワードとして大きく取り挙げられているオープン化の流れが、今後どう進んでいくのかを見極めるためにも、今回はビルディングオートメーションがどのような技術進歩や社会環境変化を軸に変遷してきたか、を紹介する。 |
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〔解説〕 特集●ビルディングオートメーションのオープン化の現状 BASにおける情報ネットワーク、通信プロトコルの基礎知識 高橋英夫 空気調和・衛生工学 74‐10(平12‐10) pp.873〜875 近年のBAシステムは、受変電、空調、防犯、防災などのサブシステムを統合した統合BAシステムに発展してきており、それらのサブシステム間の情報交換を行うネットワークシテムの重要度が増加している。本稿では、現状および今後のBAシステム(以降BASと略す)の構築・理解に必要な、ネットワークにかかわる基本的技術を解説する。 |
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〔解説〕 特集●ビルディングオートメーションのオープン化の現状 BAS標準インタフェース仕様 豊田武二 空気調和・衛生工学 74‐10(平12‐10) pp.881〜888 ビル内の諸設置を管理するBEMSにおいて、中央、電機、空調の複数の施工区分単位にシステムを分割し、これらをネットワークにより統合化し、さらにこのサブシステムを複数のベンダにて製作するマルチベンダシステムがエンドユーザーにとって価格面と技術面などに有利であるとして導入が進められている。マルチベンダ化を可能とする有効なツールが、BACnet通信プロトコルである。このBACnetに自律分散システムの確立と協調制御の機能を乗せて、我が国のBEMSに適切なBAS標準インタフェース仕様を電機設備学会にて規格化した。本稿は、作成経緯、オブジェクト、サービスなどの通信仕様、BACnetとの関係、自律分散機能などを解説する。 |
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〔解説〕 特集●ビルディングオートメーションのオープン化の現状 海外のオープン化事情−BACnetをめぐる世界のビル監視システム 中村政治 空気調和・衛生工学 74‐10(平12‐10) pp.889〜894 ビル監視システムにおけるオープンプロトコルは、海外においてはANSI/ASHRAE規格であるBACnetにほぼ一本化された。BACnetは、実際の応用では細部に不足する部分が残っていて、ASHRAEでは米国と欧州の技術者が中心となって、BACnetの追加仕様の検討が進められていた。日本からも本年から電気設備学会の技術者がこれらの検討に参加するようになり、日本市場の要求も反映される見込みである。今後は、BACnetの高度な機能を実装したシステムが登場することが予想され、ここ当面はビル監視システムの仕様が、BACnetをめぐって発展して行くものと考えられる。 |
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〔技術報告〕 特集●ビルディングオートメーションのオープン化の現状 我が国におけるオープン化技術の適用例(1) 15年前のオープン化への取組みと今後のリニューアル計画 山田博 空気調和・衛生工学 74‐10(平12‐10) pp.895〜902 ビルディングオートメーション技術は、最近になってやっとオープン化の傾向にある。しかし、この動きはほんの数年前からであり、ましてや15年前の中央監視システムでは、各設備ごとに独立した形式で、制御装置が同一メーカーでないと接続できないクローズシステムが当たり前であった。そのなかにあって、筆者らは建物全体を有機的に統合し、広範なニーズに対応できるオープン思想のビルディングオートメーションシステムの技術を培い、長年にわたり実用化を図ってきた。その取組みと、さらに今後のリニューアル計画についての事例を紹介する。 |
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〔技術報告〕 特集●ビルディングオートメーションのオープン化の現状 我が国におけるオープン化技術の適用例(2) 後楽森ビルにおけるLONWORKSを用いた中央監視・自動制御設備 植田誠人・栗山秀俊 空気調和・衛生工学 74‐10(平12‐10) pp.903〜909 ビルディングオートメーションにおいては、シングルベンダのクローズドシステムの領域を脱しておらず、施主は1メーカーのシステムにするかインタフェース装置を設置して、マルチベンダシステムを構築するかの状況にある。このようにオープン化が進まない状況は、改修やリニューアルを含めたライフサイクルコストの面からもメリットがあるとはいえない。この状況の先駆けとして、フィールドバスのなかで最もシェアの多いLONWORKS (米国)を用いて中央監視・自動制御システムを構築した。1000台を超えるノード数と、高層ビルに用いた事例は日本初となる。 |
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〔技術報告〕 特集●ビルディングオートメーションのオープン化の現状 我が国におけるオープン化技術の適用例(3) 大林組技術研究所本館におけるリニューアルの場合 小野島 一 空気調和・衛生工学 74‐10(平12‐10) pp.911〜916 大林組技術研究所本館は、1982年の竣工以来、世界一の超省エネルギービルとして数多くの賞を得た建物である。今回、この建物の設備改修を行うにあたり、LONWORKSによる制御システムを導入した。本工事では、通信プロトコルの変更を行わないフラットなネットワークアーキテクチャを採用し、マルチベンダな制御システムを構築することで、より精密な省エネルギー制御ロジックのチューニングを可能にし、省エネルギーに寄与できるものとした。監視装置には、凡用パソコンと凡用ソフトを利用したシステムを構築し、リアルタイムでフィールドデータの状態監視、設定が行えるものとした。 |
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〔報文〕 第4回国際交流視察団報告−第24回CIB-W62国際シンポジウム報告 浅野良晴 空気調和・衛生工学 74‐10(平12‐10) pp.917〜921 給排水衛生設備に関する唯一の国際会議である第24回CIB-W62国際シンポジウム(連合王国のエジンバラ)への参加と、技術視察のための第4回国際交流視察団に、学会派遣として参加したので、その概要を報告する。シンポジウムは18箇国から 62 名が参加し、2日間の研究発表と、1日の見学会が行われた。技術視察は、ルナークの歴史的遺産である水力発電施設、BRE(イギリス建築研究所)のスコットランド支部とその施設などであった。 |
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〔海外文献紹介〕 事務所ビルの監視データから得られた教訓 吉田新一・中原信生訳 空気調和・衛生工学 74‐10(平12‐10) pp.939〜944 電気回路の大部分を需要端末別に分技供給した、床面積1931m2(20990ft2)の2階建て事務所ビルが建設された。給気・還気ファン、ルーフトップ型冷凍機、1階床・2階床コンセント負荷、電気再熱器付きVAVボックスはすべて個別に監視され、圧縮機の各気筒運転段数および室内・外気温度も記録される。 入居開始より1年が経過し、建築物の暖房、換気、空調システムの性能検証が行われ、予期どおりに機能していないことが明らかになった。性能検証過程で過度のダクト漏れ、不適切な制御方法、制御装置の誤動作が発見された。 本報の目的は、この建物の設計意図と実際の性能との比較を行い、性能検証の必要性を立証することである。また現行の設計上の仮定に関する論議を喚起するはずである。 |