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〔解説〕 特集●生ごみ処理・リサイクルの現状と課題 “生ごみ処理・リサイクルの現状と課題”特集にあたって 大迫政浩 空気調和・衛生工学 74−8(平12−8) pp.659〜6651 これまでの行政的社会的動向に関して、国におけるダイオキシン対策や容器包装リサイクル法、今般の食品リサイクル法などの法的な措置や地方自治体の取組み、民間企業の取組みなどついて述べた。次に、現在の処理・リサイクルの状況を、他の有機性廃棄物との対比を含めて説明し、さらに各種の減量化技術、リサイクル技術などの概要を紹介し、今後の技術システムの流れの行方について論じた。最後に、今後の最適な生ごみ処理・リサイクルシステムを構築するうえでの課題を、需給バランス、品質・安全性、経済性およびLCA評価などの観点から論じ、近い将来に都市域において想定される生ごみ・リサイクルシステムのグランドデザインを示した。 |
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〔解説〕 特集●生ごみ処理・リサイクルの現状と課題 生ごみの性状と排出量 谷川 昇 空気調和・衛生工学 74−8(平12−8) pp.667〜671 日本における一般廃棄物(ごみ)の排出と処理の現状および生ごみの排出の現状を述べた。平成8年度の日本全国における生ごみの推定排出量は約1940万tであること、家庭から排出される1人1日あたりの生ごみ量は世帯構成人数が多くなると減少すること、事業活動に伴って排出されるごみの組成は、業種によって異なることをした。さらに、世帯構成人数別および業種別の生ごみの詳細な組成の測定例を紹介した。 |
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〔解説〕 特集●生ごみ処理・リサイクルの現状と課題 大規模建築物(ビル・集合住宅)におけるごみ貯留・搬出方法 西塚 栄 空気調和・衛生工学 74−8(平12−8) pp.673〜680 大規模建築物から排出される廃棄物については、各自治体の条例や行政指導により、各種基準が設けられている。ビルから排出される事業系廃棄物は排出事業者に、集合住宅から排出される生活系廃棄物は市町村に処理責任がある。建物内におけるごみ貯留、搬出方法は、各自治体の歴史的な背景があり、いろいろな方法が現存する。今後、これらに代わる新しい処理・資源化システムを構築し、資源循環型社会の形成を目指したごみの減量・資源化および適正処理に取り組む必要がある。 |
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〔技術報告〕 特集●生ごみ処理・リサイクルの現状と課題 生ごみ処理・リサイクル技術(1) 生ごみのたい(堆)肥化および飼料化法とその実用例 藤原俊六郎 空気調和・衛生工学 74−8(平12−8)pp.681〜686 食品かす(粕)である生ごみは、栄養分に富むため、農業利用に有用な資源である。生ごみの有効活用のためには、たい肥化による農業利用や、飼料化による畜産利用などの方法がある。生ごみのたい肥化および飼料化の方法は、主として乾燥法と発酵法に分けられる。農業利用のためのたい肥化は、家庭、事業所、自治体と、いろいろな場面で取り組まれ、各種の装置も開発され実用化されつつある。飼料化についても発酵法や乾燥法による処理が行われている。しかし、処理効率や臭気、コストなどに問題が多く、まだまだ改良の余地がある。 |
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〔技術報告〕 特集●生ごみ処理・リサイクルの現状と課題 生ごみ処理・リサイクル技術(2) ディスポーザ粉砕生ごみの処理 山海敏弘 空気調和・衛生工学 74−8(平12−8) pp.687〜693 平成6年度から平成11年度にわたり、建設省は、ディスポーザによる生ごみリサイクルシステムに関する研究開発を実施してきた。 このシステムは、住宅などのちゅう房から発生するちゅうかい(厨芥)をディスポーザによって破砕し、破砕されたちゅうかいを排水配管によって搬送した後、外部に排出する前に処理・再利用することにより、生ごみ・排水の発生抑制および再利用を実現するものであり、資源の有効活用、ごみ問題解決への寄与と、生活の利便性、衛生水準の向上を併せて達成することを目的とするものである。 本報においては、これら研究開発の成果を踏まえ、デイスポーザによる生ごみ処理の現状および課題について概説する。 |
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〔技術報告〕 特集●生ごみ処理・リサイクルの現状と課題 生ごみリサイクル事例(1) 店舗での生ごみリサイクル 後藤雅史・多田羅昌浩・東榔芳孝 空気調和・衛生工学 74−8(平12−8) pp.695〜700 複合建物における生ごみ処理/エネルギー回収システムを開発し、これまでに2箇所の商業施設に設置した。本設備は、投入生ごみ分別前処理プロセス、メタン発酵プロセス、バイオガス利用プロセスおよび廃液二次処理プロセスからなる総合生ごみ処理設備である。 これまでの約2.5年間の運転実績によると・本設備は投入生ごみの高効率分解を維持しており、平均処理量1000kg/日あたり約210〜240 m3発生するバイオガス(平均メタン濃度66%)は全量を回収し、施設内の温水ボイラの燃料として再利用している。また、生ごみから回収したバイオガスを燃料とする燃料電池発電実証試験も実施した。 |
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〔技術報告〕 特集●生ごみ処理・リサイクルの現状と課題 生ごみリサイクル事例(2) ホテルでの生ごみリサイクル 岡田光郷 空気調和・衛生工学 74−8(平12−8) pp.701〜706 “資源リサイクル化は、企業としての社会的責務である”との観点から、1992年よりホテルから出る生ごみのリサイクル化に取り組み、1997年、ホテル業界に先駆けて生ごみをたい(堆)肥化し、1998年にはこのたい肥で育成した野菜レストランで提供するまでの“完全リサイクル”の輪を軌道に乗せることに成功した。現在なお、少しずつ着実に輪を広げつつある。トップダウンから始まったその開始の動機から、困難を極めた生ごみ分別の啓もう(蒙)、バイオ処理機の導入、生産されたたい肥の有効利用まで、その流れを紹介する。 |
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〔技術報告〕 特集●生ごみ処理・リサイクルの現状と課題 生ごみリサイクル事例(3) 集合住宅での生ごみリサイクル(コンポスト化) 野崎利樹 空気調和・衛生工学 74−8(平12−8) pp.707〜712 集合住宅におけるごみの減量化・資源化および居住者の利便性向上、ごみ置き場の衛生性向上を目的とし、都市基盤整備公団では、桜堤団地の1ブロック建て替えに伴い、全国で初めて、600戸規模の賃貸住宅全入居者を対象に生ごみ処理設備を設置して武蔵野市に引き渡した。市は、生ごみ資源化事業として設備を運営していく。その概要とともに、これまで業務用としては実績のある生ごみ処理機を、集合住宅で設置するにあたっての改良点、配置設計上の留意点を併せて紹介する。 |
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〔技術報告〕 特集●生ごみ処理・リサイクルの現状と課題 生ごみリサイクル事例(4) 工場ゼロエミツション化における生ごみリサイクル 内藤喜美子 空気調和・衛生工学 74−8(平12−8) pp.713〜717 生ごみ類などは廃棄物というより、有用な資源としての観点から、その有効な利用方法を検討してきた。そのなかでも、好気性発酵による生物処理(肥料化型、消滅型)炭化処理については、当社グループにおいて、効果を検証し、環境面から評価した経緯がある。ここでは、工場より発生する生ごみ類、紙ごみ類を原料として炭化し、カーボン製品の製造を行うことにより、廃棄物ゼロを実現した事例を紹介する。 |
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〔海外文献紹介〕 国際宇宙ステーション水処理装置における吸着による汚染物質除去に関する予測モデル:1.多成分平衡モデル 奈良松範 訳 空気調和・衛生工学 74−8(平12−8) pp.735〜745 国際宇宙ステーション水処理用の多層ろ過床内の吸着平衡を予測するために、熱力学モデルが開発された。このモデルは、単一成分等温パラメータと基層マトリックスを表す架空成分を用いて、多成分吸着平衡の挙動を予測する。架空成分は、理想吸着溶液理論を用いて、全有機炭素およびトレーサ等温線への適合性をみて決定した。高濃度上澄み液および有機化合物の廃水を利用した多成分等温式は、ココナッツシェルベースの粒状活性炭、石炭ベースの活性炭、そして高分子吸着材について、その平衡式の記述の妥当性を調べるために使われた。 |