〔特集 設備施工技術の現状と課題〕
建築設備施工技術の変遷と現状の課題
石福 昭

空気調和・衛生工学 74−5(平12−5) pp.343〜348

建築設備施工の生産性向上を目指した工業化は、建築施上の工業化と並行して進められる。
この工業化には、阻害要因と促進要因がある。この工業化は、資材のユニット化、複合化によって達成される。また、この工業化の進展に伴い、その生産組織も変更を迫られることになる。

目次に戻る


〔特集 設備施工技術の現状と課題〕
施工図CADの現状と展望
神田茂男

空気調和・衛生工学 74−5(平12−5) pp.387〜390

設備の施行図にCADが使われだして、約10数年になる。当初はハードも高価で、ソフトも各社が開発から手がけたものもあり、CADを使用することは相当な費用負担になった。
また、CADのソフトが違うと、互換性が悪く、再入力になることも多かった。コンピュータの処理能力も遅く、トラブルが起きると専門知識がなければ対処できず、手間のかかるソフトであった。
その後、ハードの値下がりと、OSの進化でCADの費用が急速に下がるとともに、コンピュータの処理能力が上がり、現場にもCADを導入する事が容易になった。 最近のCADの現状と課題について述べる。

目次に戻る


〔海外文献紹介〕
建物の空調熱負荷の感度解析
橋本幸博 訳

空気調和・衛生工学 74−5(平12−5) pp.415〜423

本研究は、モデル問題そのものに加えて、建物の空調熱負荷に影響を与える要因のなかで、非線形な関係の解析における現実世界の問題を考察している。キャンパス内の2棟の建物における蒸気使用量と電力需要が、非線形ニューラルネットワークを用いて、動的にモデル化され、このモデルは、17個の入力と対応する空調熱負荷出力の間の動的な関係をよくとらえている。統計解析による評価の後、ニューラルネットワークモデルは、熱負荷に影響を与える気象に起因する4個の要素の相対的寄与率を決定するために、新しい感度解析技術で利用された。その結果、外気温度は建物の蒸気使用量に大きな影響を与え、一方相対湿度は、建物の電力量に最大の影響を与えることがわかる。このような感度解析は、建物の熱的設計に効果的に利用できる建物の熱的挙動について、価値ある情報を示してくれる。この技術は、大規模な空調設備への適用に関しても、かなり高い可能性を秘めている。

目次に戻る