〔海外文献紹介〕
性能検証過程:発注者および保守管理業者に与える影響
市橋迪訓・中原信生 訳
空気調和・衛生工学 74−4(平12−4) pp.306〜309
ビルを経営者の立場からみて、性能検証過程は極めて重要である。発注者はライフサイクルにわたる経済性の観点から、安易に信じてきた従来型の設計および工事請負のみで十分に品質が検証された設備を受け渡されるものという考えを捨て、試験調整、性能検証の重要性を認識して発注しなければならない。竣工後の運転保守が順調に行われるようにするには、保守管理者をできるだけ早い段階からプロジェクトに関与せしめるべきである。設計段階では、設計者はこのことをよく認識して性能検証計画書を作成し、また、保守作業と将来の諸変更に対応しやすいようにあらかじめ設計に配慮しておかなければならない。施工・試験調整・制御の段階での保守管理者の関与は特に重要であり、現場で具体的なイメージを体験すること、受け渡しに正確で実用的な文書を要求すること、などを通してライフサイクルにわたる省エネルギー性と経済性を保証することができる。
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