| 学会誌・論文集 トップへ |
|
|
|---|
| 2/4 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2. 特許分類 2.1 国際特許分類(通称IPC)1),2) 特許情報は、特許調査の便宜を図るため、一定のルールに基づいて分類され、コード化された記号番号が付番されている。これが、国際特許分類(IPC:International Patent Classification)と呼ばれているものであり、世界共通の分類体系に従っている。また、この国際特許分類に加え、特許調査をさらに容易にするために、日本固有の分類体系に従ったコードも付番きれている。 国際特許分類は、特許情報の技術内容に応じて分類されており、技術を機能別に分類した体系を基調としつつ特定用途へ適用する分野別分類を加味したものである。この分類は、欧州統一特許分類から発展し、現在は世界のほとんどの特許情報に付番されている。国際特許分類の目的は、次のとおりである。
図−4に国際特許分類の構成を示す。この図の“F24F6/00311 A”は分類コードの例示であるが、“セクション”、“クラス”、“サブクラス”、“グループ”が国際特許分類である。例示では、“F24F6/00”が該当する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
図-4 国際特許分類の構成 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| “セクション”は、すべての特許情報を“A”から“H”の八つのアルファベット大文字記号に区分した1けたの表示である。表−1の“セクション”と“名称”に示されるように、八つの分野に区分される。“クラス”は、“セクション”を細分化したものであり、2けたの数字で表示する。表−1の“クラス”と“名称”に示されるように、より細かい分野に区分される。“サブクラス”は、“クラス”を細分化したものであり、1けたのアルファベット大文字で表示する。図−4の“F24F”は空気調和、空気加湿、換気などの分野を示している。 “グループ”は、“サブクラス”を細分化したものであり、“メイングループ”と“サブグルーブ”で表示する。 以上の国際特許分類は国際的に統一されているが、日本ではこれに加えて、日本固有の分類体系に従ったコードを付番している。それが、“識別記号”と“分冊識別記号”である。 “識別記号”には、“展開記号”と“ファセット分類記号”の2種類があり、“展開記号”は国際特許分類の“グループ”を細分化した3けたの数字で表示し、“ファセット分類記号”は国際特許分類の所定の“グループ”において異なる観点から分類した3けたの英文字で表示する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 表-1 国際特許分類IPCの一覧表 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2.2 Fターム 特許情報は膨大であり、毎年確実に増加しているとともに、技術の進歩に伴って複合化された技術が増えつつある。このような状況下では、さまざまな切りロで特許調査を行う必要が生じる場合がある。この要求にこたえるのがFタームである。 Fタームは、File Forming Termの略であり、日本固有の分類体系に従ったコードである。これは、複雑に多様化した技術を多くの観点(例えば、目的、対象物、構成)から解析して分類したものであり、国際特許分類のわく(枠)を越えた検索を可能とし、“F1(File Index)”と“(狭義の)Fターム”からなる。図−5に国際特許分類とFタームの関係を示す。“FI”は、国際特許分類の“サブグループ”を細分化したものであり、特許庁審査官が従来審査の基礎としていた記号から発展したものである。“Fターム”は、テーマと呼ばれる特定技術範囲において、さまざまな観点に基づいて分類し、各観点をさらに展開してマトリックス化したものである。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
図-5 IPCとFタームの関係 |
| このページの先頭に戻る |
|---|