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2023年4月に開催されたG7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合において、成果文書の中に「建物のライフサイクル全体の排出量を削減する目標を推進することを推奨」「ライフサイクルを考慮した建物設計や、建物の改修・建設における循環性の考慮」といった記載が盛り込まれた。 |
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主催 | 空気調和・衛生工学会 | |||||||||||||||||||||
協賛 (予定) |
建築環境・省エネルギー機構 電気設備学会 日本機械学会 日本建築学会 日本冷凍空調学会 日本空気清浄協会 日本空調衛生工事業協会 日本建築衛生管理教育センター 日本電設工業協会 ロングライフビル推進協会 |
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開催日 | 令和5年8月24日(木)10:00〜16:45 | |||||||||||||||||||||
会場 | 空気調和・衛生工学会 会議室(東京都新宿区神楽坂4-8神楽坂プラザビル4F) 及びZoomウェビナーによるオンライン |
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定員 | 空気調和・衛生工学会会議室40名 Zoomウェビナーによるオンライン100名 |
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受講料 | 会員 25,300円 一般 30,800円 ※テキスト(冊子)含む (税込) ※当学会賛助会員・協賛団体会員の方も会員価格で受講できます。 |
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プログラム |
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講演概要 | 1.エンボディド・カーボン削減の重要性と展望/伊香賀 俊治(慶應義塾大学) 2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けて、我が国では建築物の「オペレーショナルカーボン」削減が推進されている。一方、欧米では資材製造・流通・施工に関わる「エンボディドカーボン」削減を促す政策も強化された。そのような背景から我が国では、昨年12月に産官学連携の「ゼロカーボン(LCCO2ネットゼロ)ビル推進会議」が始動した。本講演では、同会議が調査した国内外の最新動向を紹介する。 2.OBAYASHI WOOD VISIONの実現に向けた取組み〜純木造高層建築PortPlus〜/森山 洋平(大林組) 『OBAYASHI WOOD VISION』は、「木と共に、巡る未来」の実現を目指した大林組の取組みである。その取組みの一つとして「Port Plus」を建設した。「Port Plus」は、『これからの知を育む場』というコンセプトのもとに木の特性を活かしてつくられた次世代型研修施設である。日本初の高層純木造耐火建築物であり、循環型社会を具現化したサステナブル建築となっている。また、省エネルギーにも配慮し、BELS認証ではZEB Ready、LEED認証ではゴールドを取得した。 3.東京五輪木造施設のレガシー材活用、選手村ビレッジプラザ〜Nikken Wood Lab のCO2削減への取組み/大庭 拓也(日建設計) 東京五輪施設、選手村ビレッジプラザは「サーキュラーエコノミー」を念頭に、全国の自治体から借り受けた木材を利用して建設され、大会後は地域に返却された木材が家具や内装材としてレガシー活用されている。本講演では五輪施設における木材調達やBIMによる材料管理に加え、Nikken Wood Labの取組みとして、森林資源の循環を前提とした木質・木造建築の設計やCO2削減について紹介する。 4.「森林グランドサイクル」への取組み、竹中工務店北海道地区FMセンター/川幡 祥太(竹中工務店) 本建物は、地域脱炭素化を加速させることを意図して計画した。北海道の林業が抱える森林サイクルの課題解決を図るために独自の木架構を開発・適用し、地域特性を考慮した環境デザインによる脱炭素化を図っており、BELS認証★★★★★(ZEB Ready)やCASBEE-ウェルネスオフィス認証Sランクを達成している。特徴的なファサードデザインや導入した環境配慮技術、また施設稼働後の実績について紹介する。 5.三菱地所グループの国産材活用に向けた新たな取組み−究極の地産地消を目指した ザ ロイヤルパークキャンパス 札幌大通公園 他 −木造木質化事業で、まちともりの架け橋に など /海老澤 渉(三菱地所) 2016年に三菱地所内の新規事業提案制度を活用しCLTユニット(現:木造木質化事業推進室)を立ち上げ、国内の高層建築で初となるCLT-鉄骨ハイブリッド構造マンションの建設から始まり、空港やオフィスビル、ホテルなどで木造木質化を実践し、2020年には鹿児島に木質商品の製造販売を行う総合林業事業会社MEC Industryを設立した。本講演では今までの取組みとザロイヤルパークキャンバス札幌大通公園での木材活用における炭素固定量やCO2排出削減量について紹介する。 6.森林資源を活用した都市の木造化とエンボディド・カーボンの見える化について/丸谷 周平(住友林業) 弊社では森林資源を生み・育て・扱うところから、木材・建材の製造や流通を通して、建築やバイオマス発電に至るまでを包含する事業展開を行っており、木造建築だけでない木の価値を高め社会に貢献する幅広い事業に取組んでいる。循環型森林経営から生産される環境負荷の低い木材を利用した木造建築を都市部に普及促進することは、エンボディド・カーボンを削減でき、木材製品や木質燃料を安定的に普及・流通させることでウッドサイクルを回し、サーキュラーバイオエコノミーを実現することで、脱炭素社会の実現に貢献できると考えている。 ※講師は都合により変更となる場合がございます。 |
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SHASE-CPD | 聴講時間1時間につき1ポイント(ただし、休憩時間は除く) | |||||||||||||||||||||
申込方法
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会場申込みはこちらから Zoomウェビナーによるオンライン申込みはこちらから (注意事項)お申し込み時にお選び頂いた聴講方法(Zoom/会場聴講)の変更は原則できません。ご了承の上お申し込みください。 |
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申込締切 | 令和5年8月3日(木) | |||||||||||||||||||||
その他 |
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