令和5年度 初級技術者のためのステップアップ研修会(東京)


 当学会では、毎年空気調和・衛生設備関連業務に初めて携わる方に向けて「初級技術者のための研修会」を開催しており、参加者はもちろん、派遣される企業からも高い評価を得ています。本研修会は、受講者の理解度に応じて対面で行う演習であることから、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大のため令和2年度から実施を取り止めておりました。当学会では、オンラインによる開催の可能性を検討しましたが、対面による研修による効果の方が高いと判断されたため、感染症対策を行った上で、令和5年度より本研修を再開することになりました。講義は、電気設備を含む空調・衛生設備に係る基礎知識を短期間に集中して身に着けていただくものですが、直ちに実務に必要となる単元については、より深く、かつ、より実務に近い形での研修実施の要望により、本研修会を企画しております。
 本研修会では、従来と同様に「空調熱負荷計算」および「空気線図」を対象に更に理解度を高めることを目的とし、演習を中心としたものとして実施致します。初級技術者のための研修会より更に一歩踏み込んだ実践的な研修内容となっておりますので、奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。


主催 空気調和・衛生工学会
協賛

日本機械学会 日本空気清浄協会 日本空調衛生工事業協会 住宅・建築 SDGs 推進センター 日本建築衛生管理教育センター 日本建築学会 日本電設工業協会 日本冷凍空調学会 電気設備学会 ロングライフビル推進協会

開催日 令和5年6月15日(木)〜16日(金) 10:00〜17:30
(受付開始 9:30〜)
会場 空気調和・衛生工学会 会議室
(東京都新宿区神楽坂4-8 神楽坂プラザビル4F
地図 こちらをクリックしてください
 対象者  「初級技術者のための研修会(東京)」を受講された方、
または当研修で理解度を高めたい方
定員 24名
申込締切日 令和5年6月7日(水) 
※定員に達した場合はその時点で受付を締め切りますのでご了承ください
プログラム
(1日目)
【空調熱負荷計算】 講師:宮崎 俊行(三機工業)

10:00〜10:50(50分) 【空調熱負荷計算1】ガイダンス
研修プログラム
設備設計全体の流れ(設備設計における空調負荷計算の位置付け)
演習に用いるモデル建物概要
空調熱負荷計算の対象となる空間の空調システム概要

10:50〜11:50(60分) 【空調熱負荷計算2】空調熱負荷計算のための条件整理
外気条件、室内温湿度条件、計算時刻
ガラス窓、外壁、内壁などの負荷
すきま風熱負荷
人体、機器、照明などの内部発熱負荷

11:50〜12:50(60分) 昼休憩

12:50〜14:20(90分) 【空調熱負荷計算3】空調熱負荷計算演習(室内負荷計算)
各部位の室内熱負荷計算表の完成(面積計算、窓面の貫流熱、日射熱)

14:20〜14:30(10分) 休憩

14:30〜15:40(70分)【空調熱負荷計算4】空調熱負荷集計演習(室内負荷計算)
各部位の室内熱負荷計算表の完成(外壁・内壁の貫流熱)

15:40〜15:50(10分) 休憩

15:50〜17:00(70分) 【空調熱負荷計算5】空調負荷集計演習(室内負荷と外気負荷集計演習)
室内負荷・外気負荷の集計
フロア毎に熱負荷集計(夏・冬)を実施

17:00〜17:30(30分) 個人質問時間



(2日目)
【空気線図】 講師:高橋 理(新日本空調)

10:00〜10:50(50分) 【空気線図1】空気線図の概要説明
湿り空気線図における基本事項の確認
空調機能力を算定するための各種計算式の確認

10:50〜11:50(60分) 【空気線図2】冷却・除湿における空気の状態変化
単一ダクト空調方式における冷却・除湿変化の空気線図を作成

11:50〜12:50(60分) 昼休憩

12:50〜14:10(80分) 【空気線図3】加熱・加湿(蒸気式)における空気の状態変化
【空気線図4】
加熱・加湿(水気化式)における空気の状態変化
単一ダクト空調方式における加熱・加湿(蒸気式・水気化式)変化の空気線図を作成

14:10〜14:20(10分) 休憩

14:20〜15:20(60分) 【空気線図5】応用演習-1
インテリア空調機の冷房・暖房及び冬期冷房時における空気線図を作成

15:20〜15:25(5分) 休憩

15:25〜16:15(50分) 【空気線図6】応用演習-2
全熱交換器組込型空調機の冷房及び暖房時における空気線図を作成

16:15〜16:20(5分) 休憩

16:20〜17:00(40分) 【空気線図7】応用演習-3
冷房運転時における再熱時の空気線図を作成

17:00〜17:30(30分) 個人質問時間

※プログラム(PDF)


受講料 会員44,000 円  一般55,000円(税込)(2日間分) 
※テキストの書籍代は含まれておりません
※賛助会員・協賛団体会員の方は会員価格での受講ができます。

申込方法 ■こちらからお申込みください
持参するもの
(当日会場では販売しておりません。各自事前にご用意ください。)
1.テキスト:空気調和設備計画設計の実務の知識(改訂4版9刷)
※研修会申込書にて購入される場合は、研修会特別価格(3,960円税込)
   (送料330円税込)で購入できます。請求書・領収書の発行や未着などの
   問い合わせはオーム社(Tel 03-3233-0643)までご連絡ください。
   複数冊購入の場合は送料が無料になります。
※今年度の初級研修会を受講しその際に購入した方は、そのままご利用
  できますので、新たな購入は不要です。  
2.筆記用具
3.三角定規セット(A4版空気線図演習用)
4.電卓
※テキストを持参されない場合、研修の進行に支障があります。
また、数値等の改訂が行われておりますので、書店でのご購入の際は必ず
指定の最新版でご用意願います。
既にお手元にお持ちの方は4版5刷以降
であれば使用可能です。
注意事項 1.ご入金後のキャンセル、欠席時の受講料の払戻しはいたしませんのでご了承ください。
2.指導内容によっては全ての課題の解説が時間内にできない場合もございます。
3.a研修会では講師との対面での指導もございますので、可能な限り不織布マスクの着用にご協力ください。b会場入口において検温を実施します。発熱や体調不良が認められるときは受講をお控えください。c手指の消毒・咳エチケットの励行にご協力ください。d適宜、窓開けによる換気を行いますので体温調節のしやすい服装でお越しください。
SHASE-CPD
ポイント

1時間1ポイント(休憩時間除く)

 問合わせ先 空気調和・衛生工学会
電話 03-5206-3600