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2021年10月に閣議決定された第6次エネルギー基本計画では「2050年に住宅・建築物のストック平均でZEH・ZEB基準の水準の省エネルギー性能が確保されていることを目指す」とされているが、非住宅建築物において新築に占めるZEB普及割合は1%に満たず、ZEB普及に向けた課題は多い。その一方で、公共建築については、「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会」において「徹底した省エネ対策や再生可能エネルギー導入拡大の率先した取組を進める」とされており、先導的な取組みが期待される。 |
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主催 | 空気調和・衛生工学会 | |||||||||||||||||||||
協賛 (予定) |
建築環境・省エネルギー機構 電気設備学会 日本機械学会 日本建築学会 日本冷凍空調学会 日本空気清浄協会 日本空調衛生工事業協会 日本建築衛生管理教育センター 日本電設工業協会 ロングライフビル推進協会 |
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開催日 | 令和5年2月17日(金)10:00〜16:45 | |||||||||||||||||||||
会場 | Zoomウェビナーによるオンライン | |||||||||||||||||||||
定員 | 80名 | |||||||||||||||||||||
受講料 | 会員 25,300円 一般 30,800円 ※テキスト(冊子)含む (税込) ※当学会賛助会員・協賛団体会員の方も会員価格で受講できます。 |
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プログラム |
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講演概要 | 1.基調講演 官庁施設におけるZEB実現に向けた取組について/小塚 達史(国土交通省) 我が国では2020年10月の菅総理大臣(当時)による「2050年カーボンニュートラル」宣言を皮切りに、様々な目標・制度が改定され、国、地方公共団体、事業者等それぞれが自らの役割のなかで地球温暖化対策の取組を進めているところである。 本講演では、官庁施設の整備を所掌する国土交通省官庁営繕部の立場から、建築物の省エネ化・ZEB化にポイントを置いて、関連する目標・制度を紹介するとともに、官庁施設における取組を紹介する。 2.大手前合同庁舎におけるZEB化への取組み/古川 和彦(大林組) 大阪城公園の西側に位置する大手前地区に、災害応急対策活動を行う地方ブロック機関を核とする合同庁舎として、「大手前合同庁舎」が整備された。本事業では、将来の大規模災害発生に備えた防災機能の強化や、既存庁舎の課題であった分散機能の集約化、執務環境の改善、効率的な維持管理を目的とするとともに、都市部における大規模な環境配慮型庁舎としてZEB Orientedを実現している。その概要とZEB化への取組みについて紹介する。 3.古平町複合施設「かなえーる」〜北海道公共施設初のZEB Readyを達成した寒冷地建物について〜/山本 進(大成建設) 北海道で初めてゼロカーボンシティ宣言を行った古平町がサスティナブルな町づくりを行うため、老朽化した旧庁舎と旧文化会館の施設機能を併せ持つ複合庁舎を、道内公共施設初のZEB建物として2022年2月に完成させた。北海道ならではのファサードデザインや導入した環境配慮技術、新規開発技術を中心に紹介する。地中熱HPを利用した壁床放射空調や太陽光発電ガラス等で、BEI値は0.42「ZEB Ready」を実現している。 4.市民の安全・安心な暮らしを支え、みんなにやさしい庁舎〜各務原市庁舎〜/水田 亜紀(日本設計) 「市民の安全・安心な暮らしを支え、みんなにやさしい庁舎」をコンセプトに、各務原市の特徴である航空宇宙産業や宿場町の街並み景観をモチーフとし、環境配慮技術への積極的取り組みを表現する庁舎とし、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)においてZEBreadyの認証を取得した。また、航空自衛隊岐阜基地に近接することから、防衛省の一級防音補助事業に適合した高い防音性能を有した外壁や設備機器で構成することで、良質な室内環境を実現している。 5.産業技術総合研究所ゼロエミッション国際共同センター/小松原 正幸(清水建設) 2019年に日本政府が「グリーンイノベーションサミット」において脱炭素社会に向けて「ゼロエミッション国際共同研究拠点」の立ち上げを表明した。これを受けて設立されたのがリノベーションされたゼロエミッション国際共同センターである。リノベーションに当たり、脱炭素社会に向けたシンボルの構築、ゼロエミッション志向、NetZeroリノベーションのテーマを掲げて計画を行った。『ZEB』を取得した西-4A棟を中心に概要について概説する。 6.庁舎だからこそ環境先進都市を目指したまちづくりを先導する 宇部市新庁舎/田村 富士雄(佐藤総合計画) 宇部市庁舎(山口県)は、地域特性や庁舎特性を踏まえ、多様な省CO2対策、ウェルネス向上、 BCP性能強化にバランス良く(基本技術十独自技術)取り組み、ひと(市民・職員)に寄り添う庁舎と脱炭素庁舎の両立を目指した。気候を活用したパッシブ設計、在館者数の変動が大きな庁舎に向けた各種設備・制御の導入などに加え、グリーン水素発電設備を設置している。その結果、施工段階でのBESTを用いた試算ではZEB Readyを達成している。 |
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SHASE-CPD | 聴講時間1時間につき1ポイント(ただし、休憩時間は除く) | |||||||||||||||||||||
申込方法
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こちらからお申込みください。。 申込み後Zoomウェビナーの事前登録サイトをご連絡いたしますので、ご登録をお願い申し上げます。また、テキストは申込時にご登録いただいた住所に事前にご郵送いたします。 |
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申込締切 | 令和5年2月3日(金) | |||||||||||||||||||||
その他 |
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