令和2年度 セミナー(東京) |
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世界的に猛威を振う新型コロナウイルス。その治療薬やワクチンが開発途上の状況下、感染拡大防止策の重要性は言うまでもない。特に室内環境はウイルス伝播に大きく影響すると考えられ、今後の空気調和・衛生のあり方については学会外からも高い関心がもたれている。また、当学会・新型コロナウイルス対策特別委員会による新たなとりまとめに向けて、様々な事例報告・研究が積み重ねられているところである。 |
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主催 | 空気調和・衛生工学会 | |||||||||||||||||||||||
協賛 (依頼中) |
建築環境・省エネルギー機構 電気設備学会 日本機械学会 日本建築学会 日本冷凍空調学会 日本空気清浄協会 日本空調衛生工事業協会 日本建築衛生管理教育センター 日本電設工業協会 ロングライフビル推進協会 |
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開催日 | 令和3年2月19日(金) 9:30〜17:00 | |||||||||||||||||||||||
会場 | Zoomウェビナーによるオンライン | |||||||||||||||||||||||
定員 | 80名 | |||||||||||||||||||||||
受講料 | 会員 25,300円 一般 30,800円 ※テキスト(冊子)含む (税込) ※当学会賛助会員・協賛団体会員の方も会員価格で受講できます。 |
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プログラム |
※今後の社会状況等により開催を延期・中止とさせていただく場合は、学会HP等を通じてお知らせいたしますので、適宜ご確認いただきますようお願い申し上げます。 |
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講演概要 | 1.基調講演 新型コロナウイルス感染対策としての空調・換気設備の運用について 倉渕 隆(空気調和・衛生工学会副会長/東京理科大学) 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が始まって以来一年以上が経過し、ようやく今回の感染症やウイルスの特徴,効果的な対処方法が見え始めてきている。これまでの感染拡大の経緯や研究成果,クラスター発生事例や発生条件について振り返り,WHO,CDCによる見解,ASHRAE,RHEVAのガイダンスとその変化について整理し,空調・換気設備の効果的な運用法を含む感染対策について,感染確率モデルから得られる知見なども参考に検討を行う。 2.トイレ空間における衛生的な水環境と感染症防止の課題と対策 大塚 雅之(空気調和・衛生工学会会長/関東学院大学) 不特定多数が使用する非住宅建物のトイレ空間は、感染症の感染源、感染経路となるリスクが高く、排泄物の衛生的排除や洗浄時飛沫の感染防止、手洗い不足による接触感染等の防止に注意し、衛生的な水環境を維持することが必要である。節水形大便器の飛沫の状況と抑制、洗面器等に設置する節水形水栓による手指洗いの除菌評価、小便器の衛生性、海外における排水通気設備からの感染事故等、研究動向及び課題点を整理し、その対策を考える。 3.新しい生活様式における住宅の温熱環境等のあり方について 石川 直明(東京ガス) 新しい生活様式の定着に伴い、住まいの位置づけや住まいに対するニーズが今後とも大きく変化していくものと思われる。特に自宅でのリモートワークの進展等により、これまでよりも長い時間を自宅で過ごすことを想定し、ワークプレイスと同等の温熱環境を確保することの重要性が増していくものと考えられる。ついては、温熱環境等、快適性や健康面に配慮した住まいとするために必要な要素を、エネルギーの視点や各種エビデンスを踏まえつつ概説する。 4.新型コロナウィルス感染症流行拡大による電力需要への影響 篠田 幸男(東京電力ホールディングス) 新型コロナウィルス感染症の流行拡大は、我々の生活パターン、スタイルを大きく変えた。経済活動へも大きな打撃を与え続けており、人間の活動量が如実に反映される電力需要にもこれらの影響が現れている。そこで、緊急事態宣言の発令期間前後における電力需要の変化についてや、日本の夏季において在宅勤務等で在宅率が増加したことが原因と考えられる電力需要の変化について解説するとともに、海外でみられた電力需要の変化について紹介する。 5.未来のワークプレイス 梶浦 久尚、遠矢 敏靖(シービーアールイー) 現代は 「変化が激しく、先が見えない時代」と呼ばれている。新型コロナウイルス感染拡大により多くの企業で在宅勤務が実施され、それまで当たり前だった「オフィスに行って働く」という考え方が大きく変わった。多様性・複雑性を増すこれからの時代の流れに対し、いかにより柔軟にそして良い方向へ変化し続けられるかが、今後の企業の課題となる。シービーアールイーが考える未来のワークプレイスのコンセプトとそのワークプレイスづくりに必要な要素をご紹介する。 6.新型コロナウイルス感染防止のための高効率換気と室内気流制御 山中 俊夫(大阪大学) 飛沫核による新型コロナウイルス感染の重要な防止対策である換気と室内気流制御に焦点を当て、置換換気などの高効率換気システムにおける飛沫核の暴露特性や、簡易なウイルス暴露モデルによる感染リスクの相対評価による換気・気流制御手法について紹介し、「換気量と換気回数のいずれが重要か」、「間欠換気と常時換気のいずれが効果的か」など、身近な換気対策について考える。 7.空中SARS-CoV-2の対策方法−フィルタによるろ過とUVGIによる殺菌 柳 宇(工学院大学) COVID-19においては、接触感染、飛沫感染(くしゃみ、咳等に伴って放出される大きい飛沫)、エアロゾル感染(水分が蒸発した後の飛沫、飛沫核ともいう)の3つの感染経路がある。WHO、CDCはCOVID-19の感染経路にエアロゾル感染を否定していない、または条件付きで認めている。換気はエアロゾル感染の対策として有効であることが知られている。本講演では、フィルタのろ過と紫外線殺菌による対策について、その原理、実際、最新動向を紹介する。 8.ウィズコロナ時代に感染制御科学の観点から建築設備に望むもの 堀 賢(順天堂大学) 新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが世界を覆いつくし、この世の中は劇的に変わりつつある。パンデミックが100年に一度であった時代から、10年に一度の時代に様ざわりした今、これまでの常識ではコロナの時代を生き抜いていくことはできず、パンデミックの存在が前提である新しい社会を構築していく必要に迫られている。本講演では、これまでに明らかになったCOVID-19の事象を基に、今後の建築設備に必要な考え方について考察する。 |
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SHASE-CPD | 聴講時間1時間につき1ポイント(ただし、休憩時間は除く) | |||||||||||||||||||||||
申込方法
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こちら からお申し込みできます。 申込受付後、請求書と受講券をメールにてお送りいたします。また、併せてZoomウェビナーの事前登録サイトをご連絡いたしますので、ご登録をお願い申し上げます。 当日のURLおよびパスワードは、お申込み状況を確認後別途ご連絡いたします。 また、テキストは申込時にご登録いただいた住所に事前にご郵送いたします。 |
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申込締切 | 令和3年2月8日(月) | |||||||||||||||||||||||
その他 |
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