平成20年度技術講演会プログラム
司会:事業計画委員会委員長
〔その1〕平成20年6月13(金)

時間 題目・講師
9:40〜10:30
(50分)
しもきた克雪ドームの自然エネルギー利用/斧田浩一(大成建設梶j
  寒冷地に立地する二重膜ドームに採用した自然エネルギー利用システムについて報告する。一年を通じて気軽にスポーツが楽しめる、市民利用の全天候型施設として、自然採光や自然換気、井水・地中熱利用など自然エネルギーを積極的に採用し、公共施設として省エネルギー性と快適性の両立を目指した。また二重膜ドームへの積雪対策にも自然エネルギー利用を図った。今回は、施設の温熱環境実測と併せて、各種自然エネルギー利用システムを紹介する 。
10:40〜11:30
(50分)
秋葉原ダイビルにおける氷蓄熱の運用と大温度差搬送システム/弘本真一(鹿島建設梶j
 
「氷蓄熱の運用を最大限に活かすための熱源システムを計画」熱源負荷の夜間移行と部分負荷運転による効率悪化の低減をコンセプトとし、氷蓄熱の運用の最適化を図った。氷蓄熱の放熱用熱交換器を建物負荷毎に2回路設け、低負荷時は、熱源の冷水供給温度は7℃。中間期〜冬期にかけては全蓄熱運転となる。高負荷時は5℃まで下げ、さらに2次側空調機の低温送風制御と連携を図る。これにより水−空気の熱媒搬送エネルギーのピークカットを行っている。 
  「熱媒の利用温度差を大きく取りながら、還り温度を補償する空調機を開発」通常の空調機と大きく異なる点は、レターン空気のコイルバイパス流路を設け、そこに比例動作のダンパを設けている点である。給気温度は、バイパス風量を増減することにより制御され、2方弁は熱媒還り温度が設定温度となるように制御される。また、コイルバイバス制御は、低負荷時の除湿制御として用いることも可能である  
11:30〜13:00 休憩(90分)
13:00〜13:50
(50分)
早稲田大学93号館 早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンターの環境計画と建築設備/市川卓也(且R下設計)
 本施設は,早稲田大学の環境系と情報系の大学院を中心に,産・学・公・地域間の連携を図り,新たな知・産業・生活の創出を目指す教育研究施設である。設計では,「日常的なコミュニケーションを誘発し,新たな発想や好奇心を喚起する場を構築すること」,「周辺の自然環境と応答し,自然の原理を尊重した持続性のある空間システムを構築すること」の2点を基本的な課題とした。 
  建物の内部はすべての階をひとつながりの回遊動線で結び合わせ,外気をクールピットから導入し、トップライトで放出する自然換気を行っている。設備システムとしては,竣工後の性能検証が可能なシステムを導入し,熱源システムの運用改善や導入システムの性能評価に活用しており、冷凍機の部分負荷特性,NaS電池の充放電効率,ヒートポンプ給湯機の冷排熱利用等についての解析も行ってい
。  
14:00〜14:50
(50分)
新潟総合テレビ新社屋における高効率空調システム/荒井義人(清水建設梶j
  本建物は、2011年地上波デジタル化を視野に、放送局としての安全性や信頼性の確保とともに、地球環境にやさしい放送局を構築することに取り組んだ。放送局は制作スタジオを使用すると電力使用量の増大とともに大きな熱負荷が発生する。そこで、そのピ−ク負荷を抑制するために、高効率温度成層型蓄熱槽を採用し、さらに、スタジオから発生する熱を暖房に利用する排熱回収を行っている。また、自然通風・外気冷房・昼光利用・雨水利用などの自然エネルギーを積極的に活用している。本講演では、空調設備を中心とした省資源・省エネルギーシステム事例と竣工後の実測結果を紹介する。
15:00〜15:50
(50分)
大阪証券取引所の設備計画−多機能複合ビルにおける付加価値を高める設備技術−/田中宏昌(鞄建設計)
  旧・大阪証券ビルの証券機能の電子化により立会い機能が不要となったことから、証券取引所、オフィス、商業、大学等が入居する多機能複合施設への建替計画である。設備計画では、テナントビルとしては珍しい床吹き出し空調など“高い付加価値をもったオフィス”、“徹底した省エネルギー”とその運用をサポートする“計測とデータ整理システムの充実”を目指して計画を行った。本講では、その計画手法とともに、実測データによるビルの運用実績を紹介する。
16:00〜16:50
(50分)
岡山県立図書館の省エネルギー環境負荷低減設備計画/福谷 周(活タ井建築設計事務所)
 
岡山の歴史景観地区に建つ図書館として、歴史・文化・自然が一体となったゆとりと潤いのある空間創りを基本コンセプトとし、環境負荷低減策を積極的に導入している。 
  省エネルギー計画としては、太陽光発電パネルや、水景を利用した冷凍機の放熱システム、風速感知式の自然通風換気、地中梁空間を利用したクールアンドヒートピットによる外気の予冷予熱、雨水利用などの自然エネルギー利用を行っている。また、縦格子による日射遮蔽、高遮熱複層ガラス、電動ブラインド制御や閉架書庫の2重屋根、2重壁など負荷削減にも配慮している。さらに書架吹出居住域空調、廃熱回収チラーによる水蓄熱システムなど採用している。本講ではこれらの計画概要および竣工後の運転実績等について説明を行う
 
※プログラム・講師は都合により変更となる場合があります
※質疑応答は講演時間に含みます
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